エレベーターの乗り方
いつも何気なく乗っているエレベーター。ほんの短い時間ですし、"防犯"という点については特に気にされていない女性も多いのでは?しかし、一旦エレベーターに乗るとそこは閉鎖された空間。防犯対策のポイントを覚えておきましょう。
密室を利用した犯罪に注意
閉鎖された空間であり、見知らぬ人と二人きりになる可能性もあるエレベーター。時に、犯罪発生の場所となる危険性があります。
雑居ビルやマンションなどにあるエレベーターなどでは、密室を利用した痴漢や強姦といった性犯罪被害に遭ってしまう危険性があります。また、その場では被害に遭わなくても、降りた階によって住んでいる階や部屋を悟られ、のちに空き巣や強盗などのターゲットなってしまうといった可能性も。
そして、ショッピングモールなどのような施設のエレベーターは、多くの人が一度に乗ることができるため、人ごみを利用したスリや痴漢、盗撮などに注意が必要です。
乗り方を工夫して、犯罪を寄せつけない
乗っている時間は短いとはいえ、エレベーターに逃げ場はありません。防犯対策を心がけることで、危険に遭うリスクを低減できます。次のようなエレベーターの乗り方を、ぜひ"習慣"にしてください。
●小規模のエレベーターでの防犯対策
マンションなどの比較的規模の小さいエレベーターでは、見知らぬ人と乗り合わせないことが大切です。万が一乗り合わせてしまいそうな場合は、適切な対応をしましょう。
エレベーターに乗る前に
- 周囲に不審な人がいないか確認する
- 見知らぬ人と一緒に乗らないようにする
見知らぬ人と乗り合わせたら
- 入り口に近い壁に背を向けて、ボタンのそばに立つ
→状況の変化にすばやく対応できるよう、エレベーター内が見渡せ、すぐにボタンが押せる位置に立ちましょう。 - 最寄りの階でエレベーターを降りる
→携帯電話が鳴ったふりをすれば、不審者でなかった場合でも相手に不快感を与えずにに降りることができます。 - 緊急時には迷わず非常ボタンを押す
→万が一のときは、すぐに非常ボタンを押しましょう。
●大きなエレベーター、混み合ったエレベーターでの防犯対策
不特定多数の人が乗るエレベーターでは、痴漢や盗撮、スリなどの対策が大切です。
- なるべくボタンのそばに壁を背にして立つ
- バッグは前にしっかり抱える
エレベーターに乗る時も、防犯対策をしっかりと。どんな時も犯罪を寄せ付けない「防犯女子」を目指しましょう。