防犯 2023年05月26日

泥棒は窓を狙っている

▼ 家の防犯対策は「窓」から
泥棒の侵入口としてもっとも多いのは「窓」。
戸建では約5割、共同住宅でも約3割が窓からの侵入です。

窓の防犯力を高めることが家の防犯力向上に直結します。

泥棒にとって、窓の鍵を突破するのは、玄関ドアの鍵をこじ開けるより容易です。
一般的なクレセント錠であれば、「ガラス破り」という侵入手口によってわずか数秒で突破されることもあります。

窓そのもの防犯性能を強化することが大切です。

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▼ 窓の防犯性能を強化する対策
窓の防犯性能を高める方法として、まず窓ガラスの強化があげられます。
主力は「防犯ガラス」と「防犯フィルム」。

【防犯ガラス(防犯合わせガラス)】
ガラスとガラスの間に耐貫通性の高いフィルムを挟み、防犯性を強化しています。
バールなどでガラスを割ってもフィルムによって貫通を防止。ガラス破りに強さを誇ります。

ただ一般的な窓ガラスより価格が高く、家中の窓を防犯ガラスに交換するとなればそれなりのコストを覚悟しなくてはなりません。

【防犯フィルム】
通常の窓ガラスにフィルムを貼ることでガラス破りを防ぎます。防犯性を強化します。

防犯フィルムは、防犯ガラスよりローコストですが、部分的に貼り付けるだけではガラス破りに対する防犯効果は期待できません。
窓全面に防犯フィルムを貼ることが重要です。
気泡が入らないようにきれいに貼るのが困難なため、専門業者に依頼することをおすすめします。

窓の防犯性能を高める方法として、もうひとつ「補助錠」があげられます。

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【補助錠】
サッシ部分に取り付け、クレセント錠と併用することで防犯性を向上させるものです。
玄関扉では一般的になってきた「ワンドアツーロック」のように、侵入難度を高め、窓を突破する時間を要させることで、泥棒に侵入を諦めさせるのが目的。
防犯ガラスや防犯フィルムのようなガラス破りに対する耐久性は期待できませんが、安価で取り付けも簡単というメリットがあります。
窓の防犯対策として、取り入れやすい方法です。

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▼ 補助錠で窓の防犯力を高めるポイント
窓に取り付ける補助錠は、値段が手頃で設置も手軽です。
ただせっかく設置しても「施錠や解錠が面倒であまり使わなくなってしまった」という家庭が少なくありません。

強固な補助錠を準備しても、使われなければ泥棒の侵入を防げません。
補助錠を選ぶときは、できるだけ使いやすく、日常的に習慣化しやすそうなタイプのものを選ぶのがおすすめです。

補助錠の取り付け位置にもポイントがあります。
補助錠は、サッシの下部ではなく、上部に取り付けましょう。

補助錠がサッシ上部にあると、ガラス破りの泥棒は立ちながら手を伸ばして作業をする必要があります。
窓の付近で立っていれば不審です。

サッシ上部に補助錠があればガラス破りを諦める可能性もあります。
「侵入に時間がかかる」「人に見られる」ことは泥棒がもっとも嫌うことなのです。


▼ 泥棒は無施錠の窓から侵入する
泥棒は窓から侵入します。
窓の防犯力を向上させることが大切です。

窓からの侵入を防ぐ方法として、もっとも大切なこと。
それは「施錠」にほかなりません。

防犯ガラス、防犯フィルム、補助錠など、窓の突破を防ぐ対策をいくら施しても、施錠されていなければ泥棒は容易に侵入できます。

「無施錠」の窓からの侵入は、意外と多いものです。

窓は複数あるため、締め忘れてしまうこともあるでしょう。
換気のために浴室やトイレの窓を開けておく家庭もあるでしょう。
2階以上の窓でも、樋をよじ登ったり、その他の足場があったりすれば侵入することは可能です。

無施錠の窓は狙われています。
外出するときはもちろん、家にいるときも窓の施錠を徹底してください。

戸建住宅における侵入箇所と手口(警察庁:「令和3年の犯罪」より集計)
共同住宅における侵入箇所と手口(警察庁:「令和3年の犯罪」より集計)
戸建住宅における侵入箇所と手口(警察庁:「令和3年の犯罪」より集計)
共同住宅における侵入箇所と手口(警察庁:「令和3年の犯罪」より集計)



▼ 泥棒はどこの窓から侵入するか
複数ある家の窓のうち、どこの窓が狙われやすいか。
それは家の裏手など奥まった場所にあるような窓です。

通行人など人の目が届きにくく、多少侵入に時間がかかっても強引に突破してくる可能性があります。
狙われやすい場所にある窓には、窓の防犯性能を高めるだけではなく、窓まわりの防犯対策も強化しましょう。

たとえば、歩くと大きな音がする防犯砂利や、人に反応して点灯するセンサーライト
住人や近隣に気づかれることを恐れて、侵入を諦める効果が期待できます。

「窓は狙われやすい」ということを認識し、そのなかでも特に「狙われやすい窓」を見極めて重点的に対策することを意識してみてください。

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<監修>
濱田宏彰
セコム株式会社IS研究所リスクマネジメントグループ
シニアリスクコンサルタント/防犯設備士/防災士/日本市民安全学会常任理事

濱田宏彰日本市民安全学会常任理事
濱田宏彰日本市民安全学会常任理事

侵入窃盗を中心にあらゆる犯罪情勢の調査研究を継続。各方面に対しセキュリティコンサルティングを実施。犯罪傾向・統計情報を基にリスクマネジメントの観点から、「安全・安心」な暮らしのためのセキュリティについて研究する日々。
地域の自主防災会では常任委員を務め、日々の防災活動にも注力。
また書籍『セコムが教える防犯プロのアドバイス』『タイプ別にみる働く女性の防犯対策 ライフスタイルWoman360°』などの執筆・監修に携わる。

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