防災・防火 2023年06月09日

家庭でできる停電対策

▼ 「停電」のリスクは一年中
停電は、地震台風や落雷、豪雪など、さまざまな自然災害に影響を受けて起こりうるもの。
事故によって停電が発生することもあります。
日本中どこでも、季節を問わず、停電が発生するリスクがあるということです。

停電の原因によっては、復旧に時間がかかるケースもあります。
日ごろから停電時に備えておくことが大切です。

停電対策として、懐中電灯や乾電池、スマートフォンのモバイルバッテリーなどを備えている方も多いと思いますが、それだけでは不十分。

「停電したら何に困るのか?」をイメージしてみることが、停電の備えの第一歩です。

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▼ 停電で「電化製品」が使えなくなる
停電が発生すると、家庭のあらゆる電化製品が使えなくなります。
まず、どのような電化製品を使っているかを把握してみてください。
その家電が使えなくなると、何に困りますか?
「困ること」を検討し、必要な準備を進めましょう。

たとえばエアコン、ストーブなどの冷暖房機器が使えない場合。
夏場であれば熱中症対策が必須です。
冬場であれば防寒対策のための備えが必要になります。

IHクッキングヒーターを使っている家庭なら、調理ができなくなることを考えておかなくてはなりません。
冷蔵庫の生鮮食品をどうするかという問題も出てきます。

また実際に停電を経験すると、夜間に照明が使えないことに支障を感じる方が多いようです。
真っ暗な部屋で、わずかな懐中電灯の明かりだけで家族が安全に過ごすことはできるでしょうか。

懐中電灯が少なくとも家族の人数分、必要ですよね。
具体的にイメージすると必要な「備え」に気づくはずです。


▼ 停電で水が止まる
停電すると、水の供給が止まる可能性があります。
電気は、家庭の蛇口へ水を送り届けることにも使われているからです。
マンションなどの集合住宅では給水設備に電気が使われていますし、浄水所や給水所が停電すれば戸建住宅でも影響が出るでしょう。
井戸水を使用している家庭も、電気を使用する給水機器を使用していることがほとんどです。

飲料水の備えが必要であることはもちろんですが、トイレの水についても忘れずに。
停電中はトイレが流せなくなる可能性があります。

水が供給されている場合でも、タンクレストイレは水を流す時、電気で動く「電磁弁」を利用してるため停電で水が流させない、ふたが開かないということも。
電池を使って一時的に使用する方法ありますので、取扱説明書などを確認しておきましょう。


水がなくても使える非常用トイレの準備はありますか。
家族が困らないだけの数を用意していますか。


▼ ガスなら使えるは間違い!?
ガスコンロ、ガスストーブ、ガスファンヒーターなどのガス機器は、停電でも使用できると思いがちですが、使えないものが数多くあるので注意が必要です。

乾電池式のガスコンロやガスストーブなら停電時でも使用できますが、ガスファンヒーターなど電源ケーブルを接続するタイプのガス機器は、停電時に使用できなくなります。

ガスで加熱する給湯器や風呂釜なども同様です。
全自動風呂に対応しているタイプや、リモコンパネルで遠隔操作をするタイプは、電気供給がないと使用できないものもあります。

自宅のガス機器が、停電時に使用できるものかどうかを確認しておきましょう。


▼ 災害対策の考え方
災害対策において役に立つのが「リスクマネジメント」の考え方。
災害等の危機が発生したとしても、事態が大きくならないようにあらかじめ準備しておくことを「リスクコントロール」といいます。一方、危機が発生したあとのことを想定して準備しておくことを「クライシスマネジメント」といいます。車の両輪のようにどちらも準備しておくことで、万が一の危機を乗り越えることができます。
努力では回避できない災害に対しては、最悪の事態を念頭に準備しておくことが求められます。

・何が起きるか、何に困るかをイメージする
・必要最小限の暮らしを維持するために必要なものを用意する

停電に限らずあらゆる災害対策を考えるうえでの基本です。
公的な助けを期待するだけではなく、「自助」の意識で備えをしておくことが大切です。

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<監修>
濱田宏彰
セコム株式会社IS研究所リスクマネジメントグループ
シニアリスクコンサルタント/防犯設備士/防災士/日本市民安全学会常任理事

濱田宏彰日本市民安全学会常任理事
濱田宏彰日本市民安全学会常任理事

侵入窃盗を中心にあらゆる犯罪情勢の調査研究を継続。各方面に対しセキュリティコンサルティングを実施。犯罪傾向・統計情報を基にリスクマネジメントの観点から、「安全・安心」な暮らしのためのセキュリティについて研究する日々。
地域の自主防災会では常任委員を務め、日々の防災活動にも注力。
また書籍『セコムが教える防犯プロのアドバイス』『タイプ別にみる働く女性の防犯対策 ライフスタイルWoman360°』などの執筆・監修に携わる。

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