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忘れるという自然の摂理にどう向き合うか?

 情報セキュリティの重要な要素の一つに「情報の可用性」(情報を常に参照できるように保つこと)があります。過去のコラムで、「世にある全ての物ごとは、放っておくと秩序を失う方向に変化する」と言う自然の法則があることについて述べましたが、今回は、情報セキュリティの一種である「情報を読めるように保つこと」と、この自然の法則の関係について考えてみたいと思います。

・すべての情報は失われていく
「世にあるすべての物ごとは、放っておくと秩序を失う方向に変化する」と言う自然の法則は、文学的には「諸行無常」、一般的には「風化する」「朽ちる」と表すことができます。情報は、何もせずに放っておくとやがて判読できなくなります。紙に書いた文字は、長い年月が経つと紙がいたんで読めなくなりますし、石に彫った文字も、長い間風雨にさらされると、文字が刻まれた石が崩れて、何が彫ってあったかが分からなくなります。
  デジタル媒体に記録された情報は、その記録手段の脆弱性と記録・読み出し機器の陳腐化から、紙や石に記録した情報よりもずっと早く読めなくなると言われています。こと長期間の情報保管に対しては、デジタル情報が記録される媒体は決して強くありません。今記録されたデジタル情報が、百年後、二百年後も安定して読み出せるかというと、これは、かなり怪しいのではないでしょうか。

・古典文学はなぜ今でも読めるのか?
  現在、私たちが目にすることのできる古典文学は、印刷技術がまだ存在しない時代、先人たちの手で書き写し続けられた結果として、読める状態で現代まで伝わりました。文字を書き写すと言う作業は、紙などの記録媒体を新しくするという意味で、文学作品のリフレッシュ作業に相当します。

・時の経過は情報を失わせる方向に作用
  このリフレッシュ作業がなされず、現在まで残らなかった古典文学も少なからず存在することでしょう。これまで、記録されたにもかかわらず、多くの情報が歴史のはざまに消えていったことは想像に難くありません。時の経過は、情報を失わせる方向に作用します。そして、過去の情報が現在まで伝わらなかったように、現在の情報が未来に伝わらないという事態も十分に考えられます。
  今日の情報は、現在の社会そのものでもあるため、未来に残すべき貴重な文化遺産の一つとなります。世の中には、現代社会の情報を、後世に残すための仕事をしている人々がいます。彼らは、どうすれば千年後の未来に情報を残せるかについて頭を悩ませています。メモリーやハードディスクなどのデジタル媒体に記録された情報は、紙や石などに記録された情報に比べ、時の変遷に対してはるかに脆弱だからです。

・人の記憶も同様
  情報のリフレッシュ作業が必要なのは、人の記憶についても同様です。記憶は、使われることによってリフレッシュされます。パソコンやスマートフォンが普及し、「文字を書く」機会が大幅に減っています。その結果、とっさに漢字が出てこなくて困った経験は、多くの人が持っているのではと思います。「手で文字を書く」という行為は、記憶のリフレッシュ作業でもあるからです。現代社会ではこの機会が減り、漢字の記憶が読み出しにくくなっているということです。

・世の全てにリフレッシュ行為は不可欠
  筆者の考えでは、個人のセキュリティとは「起こるかもしれないさまざまなできごとに影響されず、平穏な日々の生活が続くこと」です。ここまで述べたように「世にある全てのものごとは、放っておくと秩序を失う方向に変化する」宿命から逃れられません。それゆえ「セキュリティ」のためには、記録や記憶をはじめとして、自分の身のまわりにあるモノが不調になっていないかどうかを常に点検・確認し、必要に応じてそれをリフレッシュする作業が欠かせません。

 セコムは、ホームセキュリティなどのセキュリティシステムが、正常に動いているかどうかについて、ネットワークを介して常に目を光らせ、必要があれば即対応を行います。このような点検、確認、リフレッシュが、セキュリティを維持するのに欠かせないことをよく知っているからです。「秩序を失う方向に変化する」という自然の理に対する真摯な姿勢、セキュリティを選ぶ際の参考にしていただければと思います。

(参考)
安心豆知識「モノを大切に長く使うコツとは」
安心豆知識「「平穏な日々の生活」が続くことこそ大切」
(独) 東京文化財研究所
国立公文書館

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
甘利康文

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