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名前を書くことによる防犯

 犯罪学の分野では「『犯罪意図をもった犯罪者』が『犯罪の機会』に遭遇すること」で犯罪が成り立つと言われています。この犯罪の成立要件を成り立たなくすれば、原理的に犯罪は起こらないのです。その方法論として「犯罪機会論」「犯罪原因論」という2つの考え方があり、それぞれの立場から防犯に取り組む試みがなされてきました。

「犯罪者に、犯罪の機会を与えないことにより犯罪の成立を妨げよう」という取り組みが犯罪機会論による防犯、「犯罪意図をもった犯罪者を生み出さないようにすることで犯罪の成立を抑えよう」という取り組みが「犯罪原因論」による防犯です。

 個人ができる防犯対策の多くが「犯罪機会論」によるものです。家の周りの見通しを良くする、家を強化する、コミュニティの結びつきを強くする、重要なものは金庫に保管する、犯罪が起こりやすい場所(入りやすく見えにくい場所)に近づかない。これらはみな「犯罪機会論」をベースとした防犯対策です。

 一般に、犯罪の原因を取り除くのは限界があると言われています。確かに、殺人や暴行、傷害、わいせつなどの、あまり金銭に絡まない犯罪の場合、犯罪の原因を取り除くのには限界があるのは事実です。一方、家屋に侵入して金品を盗む、一般の泥棒を考えた場合、その犯罪の原因を取り除くための具体的手段があります。

 少しでも手間をかけずにできるだけ多くの成果を上げたい。泥棒もいわゆる「経済合理性」で動いているプロである以上、この「経済合理性」を崩してしまうことが、犯罪原因から見た防犯対策となりえます。盗んだものも換金できなければ、それは泥棒にとっては価値がない、泥棒しても意味がないということです。「換金性の高さ」という犯罪原因を取り除くことで、「それを取りたい」という泥棒の意志を萎えさせ、「犯罪意図をもった犯罪者」を作らないという防犯対策です。

 社会的には、盗品を換金できないようにするというのが、その対策となるのですが、ここでは、個人がすぐに実施できる対策として、盗まれやすく、かつ差し障りのないものには、簡単には消すことのできない手段で名前を記入することを提案させていただきたいと思います。一般に、ものに名前を書くと、そのものの換金性を下げることができます。

 泥棒が入ったのに、通帳や印鑑は無事だったというニュースを聞くことがあります。プロの泥棒にとっては、たとえ通帳と印鑑がセットになっていたとしても、それを換金するのはリスクが高いのです。すなわち、貴金属などにくらべて、通帳・印鑑は換金性が低くなっており、そのために取られなかったとも言えます。

「犯罪機会論」と「犯罪原因論」、方向性が少し違うだけです。どちらが良いというものではありません。私たちは、自らの生活を守るために、双方の考え方を、適材適所で道具としてうまく使っていく必要があるのではないかと思います。

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利 康文

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