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512台に1台が車上ねらいの被害に

 最近の不況で、新車の買い換え需要は減少しているようです。自動車販売店の方にお話をうかがうと、修理して長く乗り続ける人が増えているということです。そんなふうに大事に乗り続けようとしている車が泥棒のターゲットにされないようにしたいものです。

 2008年に車上ねらいの被害にあったのは154,836台とのことです。一方、2008年末の時点で、全国で7,923万台あまりの自動車が走っています。割り算すると512台に1台の自動車が車上ねらいの被害にあっている計算になります。

 車から離れるときは施錠することはもちろんですが、車内にバッグや書類などを目に付くところに置いておくと被害にあいやすくなります。料金所で通行料を支払った後の小銭などをダッシュボードの上に置いたままにしておくのは、泥棒を呼んでいるようなものです。

 2008年の警察庁の車上ねらいのデータと、国土交通省の運輸局の保有車両データを用いて県別の順位を計算すると、ワースト1位は大阪府で167台に1台の割合で車上ねらいの被害にあっているようです。2位は愛知県の290台に1台、次いで、京都、福岡、兵庫、千葉と続きます。大阪府と愛知県は車上ねらいの件数ベースでみても、ワースト1位、2位ですので、この地域にお住まいの方で自動車をお持ちの方は特に注意してください。

 日本の車の中には"お宝"が多く置いてある傾向にあります。高価なカーオーディオ、カーナビ、最近ではETC装置にさしこんだままになっているカードなどもあります。ダッシュボードの上に据え付けるタイプのカーナビは、外からとても目に付くものです。特に人気の高い機種を利用されている方は注意が必要です。できれば駐車中は取り外すなどして、見えない場所に収納するか自宅に持ち帰ることをおすすめします。

 しばらく前にロンドンに行った際に、カー用品店を見てみたことがあります。カーナビは取り外して車外に持ち出すタイプとなっていて、狙われないための対策をカーナビのメーカーが行っている状態でした。基本的に車を離れるときは、車内に何も残さないことが鉄則のようです。日本では安さからか、ポータブルカーナビの人気が高まっていますが、車から離れるときは取り外しておくことが狙われないための対策といえます。

 その都度外してグローブボックスなどにしまったり持ち帰ったりすることは、利用者にとって面倒くさいことです。しかし、泥棒の側に立ってみるとどこにしまってあるか分からない物を探し出すことは面倒くさいのです。利用者が嫌がることは泥棒も嫌がるということを覚えておいてください。

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰

車上ねらいの割合の高い県ワースト10(警察庁)

車上ねらいの割合の高い県ワースト10
(警察庁調べ)

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