センター長挨拶

先進性、独創性、信頼性のもとに

セコムは、世の中に先駆けて安全で安心なさまざまなサービスを提供し、これらを核にして「社会システム産業」の構築をめざしています。

その中においてセコム開発センターは、新しいサービスや商品の企画からそれに必要なシステムを開発する役割を担っています。私たちが開発をするにあたって大切にしているのは、「この技術を生かして何かできないか」という発想ではなく、「今、あるいは今後、世の中に必要なサービスは何か」という発想です。

既存のマーケットではなく、これまでにない新しいサービスを見出し、そのためのシステムや商品をタイミングよく開発し、世の中に送り出すことが私たちの最大の使命だと思っています。そしてもうひとつ重要なのが、「何が正しいかという視点は自分たちにとっての正しさではなく、お客さまにとって正しいか」という観点で、ものづくりをすることです。

私たちの事業は、機器を売っていくらではなく、お客さまに良いサービスを提供し続けることが重要なのです。ですから、お客さまから見て何が正しいシステムなのだろうか、ということを重点に考えサービスの質とシステムの質を日々よくしていくことが大切なのです。以上の2点は、セコムの企業理念がバックボーンにあります。また「先進性、独創性、信頼性」という開発方針は、企業理念がベースになっており、これらの考え方が開発のベースにないとよいものを生み出すことはできません。

また、世の中に先んじて独創的なものをつくるために必要となるのが、新しいものをなんとか生み出そうという情熱や、絶対に達成しようという強い気持ちです。いろいろな壁にねばり強く立ち向かい、ものにしていくのはセコムのスタイルであり、それは困難なことではありますが、またおもしろさでもあります。

こうした開発のおもしろさを共有できる若い技術者を育てることは、セコムを成長させるために不可欠です。若くフレッシュで、柔軟な頭脳と情熱を求め、「先進性、独創性、信頼性」というセコムの開発方針を継承しながら、どんどん鍛え、伸ばしていきたいと思っています。

開発センター長  進藤 健輔

セコム株式会社
執行役員
技術開発本部  本部長
開発センター長  進藤 健輔