セコムがオンラインセキュリティシステムを提供している建物や施設には、膨大な数のセンサー・制御器が取り付けられていますが、これらの一つひとつが正常に作動しなければ良い品質の安全・安心をお届けすることができません。
セキュリティにとっては、機器がいつでも機能するという信頼性こそが最も重要です。
開発センターでは、この高い信頼性に応えるため、各種の実験室や実験設備を使って地道な検証作業が日々続けられています。

複合サイクル試験器

複合サイクル試験器

海岸地帯に設置する機器への塩害の影響を調べる装置。
塩水噴霧、乾燥、湿潤の状態を繰り返し、機器の金属塗装面やメッキ面への侵食や腐敗による影響を調査。

電波暗室

電波暗室

内壁材に電波を吸収するフェライト材を使用した特殊構造の部屋。
無線、アンテナ等の特性チェックや機器からの不要な電波放射を調査。また、センサーや制御器などが各種無線の電波により影響を受けないことも調査。

シールドルーム

シールドルーム

電磁波が外部に漏れない特殊構造の試験室。
電気ノイズ発生器による機器の耐ノイズ性能を確認する。

恒温恒湿試験機

恒温恒湿試験機

さまざまな環境温度・湿度を作りだし、機器に対する影響を調べる装置。
人工的に-30℃から+80℃、湿度95%までの状態を作りだし、その影響を調査する。

振動試験室

振動試験室

各種機器が車両で運搬される際に受ける振動や、使用中に受ける衝撃の影響を調査。

雷サージ試験器

雷サージ試験器

落雷によりAC100Vラインや電話線等に誘導される雷サージによる影響を試験する装置。
落雷から発生する電気エネルギーを疑似的に発生させて製品に印加し、雷サージに対する耐性を試験する。

静電気試験器

静電気試験器

人体に帯電した静電気の放電による影響を試験する装置。
静電気を疑似的に機器へ放電させて、機器を操作する際の静電気に対する耐性を試験する。

サーマルビデオシステム

サーマルビデオシステム

製品の発熱(温度分布)を赤外線サーモグラフィーにより可視化して測定する装置。
製品の外側や内側の温度上昇及び熱対流を視覚的に測定して、部品の温度上昇による寿命確認や日常触手する箇所の安全性を試験する。

無響室

無響室

壁や天井、床などの面をすべて吸音処理し、室内での音の反響をなくした部屋。各種機器からの不要な雑音を測定する。