開催レポート
第29回:特別回「マイナビキャリア甲子園 2024年度大会」
株式会社マイナビが主催する国内最大級の高校生ビジネスコンテスト「マイナビキャリア甲子園2024年度大会」が、2024年7月1日のプレエントリーから2025年3月16日の決勝大会までの約8か月間にわたり開催されました。
本イベントは、高校生(高専含む)学年不問型ビジネスコンテストで、今年で第11回を迎えます。
「Be Adventurers」という大会テーマをもと、「Discovery」部門と「Innovation」部門の2つのカテゴリーが構成され、参画企業は自社のビジネス環境や課題から企業テーマを出題。高校生は出題されたテーマを自由に選択してエントリーします。
今回、3,136チーム、11,595名の応募がありました。参画企業全10社は、各社へのエントリーチームからそれぞれ自社代表となる決勝進出1チームを選出して、メンタリングを通じてサポート。カテゴリー別に決勝大会が開催され、各企業の代表チームが総合優勝(グランプリ)を競います。
セコムは、社会のなかで多様化する価値観を探索する「セコムオープンラボ」の特別回として、「Innovation」部門のカテゴリーで「セコムグループの力を使って、5年後のあなたの日常にポジティブインパクトを起こす、“遊び心”ある新サービスとは」を企業テーマとして参画。書類審査および動画審査と選考を進め、2025年2月16日の準決勝大会でセコムの代表チームを早稲田大学高等学院の2名チーム「HIGH TIDE」に決定。
2025年3月16日の決勝大会にて「Innovation」部門5社の代表チームが競い、「HIGH TIDE」は、「特別賞」を受賞!自分たちの原体験に基づいて発掘した課題とアイデアは多くの視聴者の共感を得ました。
エントリーいただいた皆様、取り組んでいただいてありがとうございました!
未来を担う若い世代の想いや期待、さまざまな“ポジティブインパクト”を社会に発信する機会となりました。
決勝大会ノーカット動画(4番手のセコムチームの主な登場シーンは1:31:00から1:52:00)
開催概要
マイナビキャリア甲子園 2024年度大会
プレエントリー開始:2024年7月1日(月)
決勝大会開催日時 :2025年3月16日(日)14:00~18:00
決勝大会会場 :大手町三井ホール(オンラインで同時生配信)
「Innovation」部門参画企業のテーマ
- セコム
セコムグループの力を使って、5年後のあなたの日常にポジティブインパクトを起こす、“遊び心”ある新サービスとは
- たかの友梨ビューティクリニック
たかの友梨ビューティクリニックの資源を活かし、全ての世代や性別を超えて未来のエステティックに求められる『幸福感のある美と癒し』の新事業を提案せよ
- tdi
未来における“人々が豊かに暮らせる社会”を定義して、それをデジタルトランスフォーメーションによって実現する新事業を、tdiの資産・技術を生かして提案せよ
- ファミリーマート
デジタル化が進んだ10年後を定義し、地域社会や文化と共創し社会問題を解決する、ファミリーマートの新規事業を提案せよ
- Visa
Visaが目指すサステナブルな循環型社会の実現に向けて、日常生活を「UPLIFT」する、Visaデビットを活用した新しいサービス/ビジネス・アイディアを提案せよ
- ロッテ
今後の社会構造の変化を捉え、「チョコレート」をキーワードにした、世の中を幸せに変革させるわくわくするようなサービスを創出せよ
※「Discovery」部門参画企業
アート引越センター / 河合塾マナビス / Dynabook / 日本生命 / ミツカン
「Innovation」部門 開催結果
総合優勝(無期限海外旅行券100万円分):
ロッテ代表チーム「ロッテで繋がろって(聖学院高等学校)」
準優勝(図書券10万円分):
ファミリーマート代表チーム「ファニーズ(吉祥女子高等学校)」
特別賞〈トリリオンゲーム賞〉(図書券5万円分):
セコム代表チーム「HIGH TIDE(早稲田大学高等学院)」
エントリー数
ご挨拶・セコム代表チームメンター
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セコム株式会社 本社オープンイノベーション推進担当 リーダー
沙魚川 久史
セコムでは、研究開発や科学研究助成事業責任者を経て現職。セコムグループ横断のオープンイノベーション部門を率い、各種の新価値探索から協働商品開発まで手がける。イノベーション推進プログラム「セコムオープンラボ」、挑戦的ブランド「SECOM DESIGN FACTORY」などグループ施策を統括。内閣府第3回および第6回「日本オープンイノベーション大賞」受賞。社外では東京理科大学フェロー、科学技術振興機構専門委員などを兼任。主な著書に『知的財産イノベーション研究の展望(第5章)』(白桃書房)など。
1.マイナビキャリア甲子園2024年度大会
セコムは、社会のなかで多様化する価値観を探索する「セコムオープンラボ」の特別回として、株式会社マイナビが主催する高校生ビジネスコンテスト「マイナビキャリア甲子園 2024度大会」に参画しています。本イベントは、今年で第11回を迎える国内最大級の高校生(高専含む)学年不問型ビジネスコンテストです。
「Be Adventurers」という大会テーマをもと、「Discovery」部門と「Innovation」部門の2つのカテゴリーが構成され、参画企業は自社のビジネス環境や課題から企業テーマを出題。2024年7月1日のプレエントリー開始以降、高校生は出題されたテーマを自由に選択し、その企業の事業内容やサービスから出題テーマに沿ったアイデアを考えてエントリーします。参画企業全10社は、各社へのエントリーチームから自社代表となる決勝進出1チームを選出して、メンタリングを通じてサポート。カテゴリー別に決勝大会が開催され、各企業の代表チームが総合優勝(グランプリ)を競います。
セコムは、「Innovation」部門で「セコムグループの力を使って、5年後のあなたの日常にポジティブインパクトを起こす、“遊び心”ある新サービスとは」という企業テーマを設定。「インパクト」というワードは、現在ではイノベーションやスタートアップの文脈で「社会課題の解決」と「持続可能な成長」を両立しながら社会に良い影響を与えようとする取り組みのこととしても聞かれるようになってきました。
私たちはこのテーマを通じて、未来を担う高校生の価値観を大切に、少し先の社会によりよいインパクトを与えるような課題の可視化を試みます。
企画書による書類審査で20チームが選考されたのち、動画審査による二次予選を行い、セコム代表を決めるための準決勝大会へと進出する6チームを選出。各チームには、セコムオープンイノベーションチームからそれぞれ講評と向上ポイントとなるフィードバックを行っています。
2.準決勝大会
協賛企業の代表チームを決める準決勝大会は2025年2月16日(日)午後1時から東京・中央区の「歌舞伎座タワー」で開催。参画企業10社ごとに予選通過チーム各6チーム、合計60チームの高校生が集いました。
緊張感漂うなか、各参画企業からの挨拶でスタート。セコムからは沙魚川より、予選までの講評と各チームへのフィードバックを紹介しながら参加者への挨拶と期待の言葉が贈られます。続いて、各企業代表者により決勝大会のプレゼン順序を決める抽選が行われ、セコムは決勝大会4番手に決定となりました。
開会後は企業ごとの審査室で準決勝審査がおこなわれ、セコムに対しても、決勝進出をかけて6チームから熱の入ったプレゼンが行われました。持ち時間は、プレゼンテーション10分、質疑5分です。
高校生が等身大の目線で見出した、少し先の自分の日常に向けた“課題”。将来のポジティブインパクトにつなげるために、どういったプロダクトやサービスが必要となるか、どのようなビジネスプランで実現するか、自分たちの“遊び心”をどうセットするか。そして、それをどのようにプレゼンテーションして表現し、共感を得るか。それぞれのチームが半年間かけて探索してきた成果を披露しました。


ここで、セコムの準決勝各チームの提案ビジネスプランについて、そのエッセンスをご紹介します。
<チーム名/高校名:提案内容>
- 推ししか勝たん!!!/ 駿台甲府高等学校:高校生にとってセキュリティは堅苦しく煩わしい。セキュリティとエンタメを結び付けて若い世代が楽しく身近で継続しやすいサービスに。コンセプトは「推し活」。スマホ内の「推しキャラクター」を通じて、セキュリティに関する行動や育成を楽しむ。
- 筆鋒カルテット / 豊島岡女子学園高等学校:街中にゴミ箱がないことが課題。ゴミ箱型の自律ロボットが街区を巡回しながら歩行者のゴミ捨てを促す。溜まったゴミはポートに収集。街頭防犯機能や広告表示機能による収益化なども計画。ポートで太陽発電し、エネルギー面でもクリーンを目指す。
- ファイブツー / 海陽中等教育学校:年齢とともに夜までの活動が増え、今後の大学引っ越しなど見据えて不安がある。地図アプリをベースに、動線単位で時間帯や年齢性別によって安全度の高いルートを提示するソリューション。本人以外にも、子供の帰宅ルートなど家族全員の利用を促進。
- Back water formation / 盛岡中央高等学校:震災時の経験から、市民への「フェイクニュース防止」や「安全な避難経路」のニーズと、行政の「自治体業務過多」という問題を提起。セコムのセンサーとドローン技術、パスコの契約衛星などでリアルタイムに正しい情報を共有する。
- HIGH TIDE / 早稲田大学高等学院:家やオフィスなどの空間にとらわれないセキュリティを目指す。自立型360°AIカメラをコンビニや配送でレンタル提供し、旅行先や日々の公園などいつでも見守るセキュリティ空間を実現。異常のない日でも360°映像を思い出映像としてAIが編集。
- =0 / 渋谷教育学園渋谷高等学校:時間を無駄に過ごすのが課題。AIエージェントが妖精となり、今やるべきことを促し、生活スタイルを良い方向に誘導しながら、状況により通知を抑制して調べ物も代行。スケジュール組換えや努力進捗により応援して達成に導くなど、生活の満足感を高める。



「マイナビキャリア甲子園 2024年度大会」の審査基準は、「情報収集力」「テーマ分析力」「実現可能性」「持続可能性」「社会的影響力」、「新規創造性」です。
セコムは企業テーマに設定した若い世代視点の「5年後の日常にポジティブインパクトを起こす」、「遊び心」に加えて、
- 荒削りでも尖っていて、革新性があるか
- よりよい社会になるか
といったセコムが大切にしている価値観も重視しながら、質疑の時間を使って、提案の裏側にある背景や、企画書/プレゼンに表現しきれていない想いについて各チームと対話をしながら審査を進めました。
最終選考ではセコムオープンイノベーションチーム内でも多数の意見が出たなか、企業テーマを決め手として、決勝に進出するセコム代表チームを「HIGH TIDE」に決定。準決勝大会のエンディングにおいて、参加者一同が揃うなか、各社の企業代表者とともにセコムからも結果発表と講評を行いました。準決勝大会は、ファイナリストとして全10社の代表で決勝進出する10チームが決定して終了です。
セコムの代表チームとして選出された「HIGH TIDE」は、決勝までの1カ月間、セコムオープンイノベーションチームによるメンタリングとともに、企画のアップデートや共感を生むメッセージ性の検討などプレゼンテーションに磨きをかけていきます。
「HIGH TIDE」の二人、左から早稲田大学高等学院3年生の北西悠真さん、同 濱田快志さん
各社の代表として決勝進出となった10チームはこちらです。
3.決勝大会
決勝大会は2025年3月15日(土「Discovery」部門)および16日(日「Innovation」部門)各午後2時から東京・中央区の「大手町三井ホール」で開催されました。全国11,595名から勝ち上がった10チームが各参画企業を代表して戦います。
それぞれのチームがプレゼンを行い、第三者となる審査員4名が採点。会場の様子は「X Live(旧Twitter)」と「YouTube Live」で生配信されます。
3月16日、「Innovation」部門カテゴリーの決勝大会プレゼンの順番は、ロッテ、tdi、ファミリーマート、セコム、たかの友梨ビューティクリニック。持ち時間は、プレゼンテーション10分、質疑5分です。
プレゼン本番に先立ち、セコム沙魚川より、セコムのオープンイノベーション紹介と、今回設定したテーマの背景、「ポジティブインパクト」にかけた想い、そして、全国からさまざまな提案いただいた皆様への感謝についてライトニングトークを行いました。あわせて、セコム代表チーム「HIGH TIDE」がスタートアップさながらのアプローチで提案を作り込んできたことと、そのキャラクターを紹介。この後登壇してくる「HIGH TIDE」に向けた空気作りとともに、エールを送りました。
「HIGH TIDE」は、いつでもどこでもセキュリティ空間を提供できる GUARDIANを提案。身近なもので簡易なプロトタイプをつくり価値を確認しながら検討を進めてきた、自立タイプの360°AIカメラを提供するサービスです。ちょっとした周囲の状況を自動認識しながら家族や携行品など適切に見守るとともに、家族全員の映った思い出映像を自動編集する機能も提供します。
セコムが「セコムグループ2030年ビジョン」で採り上げている「時間や空間にとらわれないサービス」を課題と結び付け、家やオフィスなどの空間にとらわれない「いつでもどこでも」なセキュリティを目指すもの。即席のプロトタイプでユーザー体験や想定価値を確認し、技術面やビジネスモデルも練り上げた提案となっていました。
「HIGH TIDE」の二人は、本番前の舞台袖で「プレゼンに集中していて冒頭の自己紹介を考えていない」と言っていたものの、本番では登場からしっかりと気迫に満ちたプレゼンを展開。言葉では伝えにくい新サービスのユーザー体験を、寸劇を交えながら、堂々と披露しました。聴講者の心を揺さぶるようなプレゼンの後は審査員の厳しい質疑応答にもしっかりと対応し、会場は暖かい拍手に包まれました。
全チームのプレゼン終了後、審査員による審査と併せて、インターネット視聴者が投票をする視聴者投票を経て、結果発表となりました。
「HIGH TIDE」は、優勝・準優勝・特別賞〈トリリオンゲーム賞〉三賞のなか、「特別賞〈トリリオンゲーム賞〉」として入賞。同賞は、人気漫画・アニメ『トリリオンゲーム』のように、起業を視野に入れた壮大なアイデアを持っている、または将来的にビジネスとしての実現可能性が高いアイデアを持つチームを表彰するものです。審査員からは「比較的未来に見えて、実はすごく実現可能性が高い。技術やサービス設計もものすごく考えられたと思う。」とのコメントもあり、着眼点や構想力への称賛の声もいただきました。
「マイナビキャリア甲子園 2024年度大会」を通じて触れた、高校生世代の原体験にもとづく課題発掘や問題提起は、まさしくイノベーションの原石とも言えるものでした。セコムグループの幅広い事業範囲に理解いただきながら、高校生と一緒になってセコムがサービスを創る際の想いを社会に発信する貴重な機会にもなりました。
4.大会終了後
今回特に、2月の準決勝大会において、大会が終了した後に、残念ながら敗退してしまったチームから多くのお声がけがありました。
敗退とはなりつつも、各チームそれぞれに、磨けば輝きを増すポイントやストーリーのよりよい紡ぎ方があります。遅くまで、みなさんと対話をしながらフィードバックを行い、各自の想いを展望していく、私たちにとって印象的な機会となりました。
準決勝大会の終了後、遅くまでフィードバックを求める声が続いた
これを受けて、大会の全行事終了後、特別にセコムの準決勝大会進出チーム全員を、セコムが所有するヘリコプターで東京周遊する慰労ツアーにご招待させていただきました。
<マイナビニュースによる取材記事>
決勝を見事に戦い抜いた「HIGH TIDE」だけでなく、すべての高校生の皆様の、自分達の手で “ちょっといい社会”を創りたいという想いとそのプランは、セコムのメンバーを含め多くの共感を呼びました。参加された皆様が、これから実際に新たな価値創造を担っていくことを期待しています。
3/28セコム準決勝大会進出チーム全員で慰労ツアーを特別開催
5.HIGH TIDEからのメッセージ
最後に、セコム代表チーム「HIGH TIDE」のメンバーに感想を伺いましたので、ご紹介します。
(学年は開催時のもの、掲載は50音順です)
濱田快志さん<早稲田大学高等学院 3年生>
授業内の課題をきっかけに、マイナビキャリア甲子園に参加しました。さらに、9月の授業で初めて組んだメンバーと挑戦するという、これまでにない新鮮な経験となりました。そこで出会ったのが、心配性な私とは正反対で、「どこから湧いてきたのかわからない自信とプレゼンスキルを持つ、ポジティブで愛されキャラ」の北西でした。北西で本当に良かったです。(ありがとう)
この大会を通して、私は「未来」と「過去」の自分を見つめ直す大切な機会を得ることができました。
結果発表の直後、頭の中は「悔しい」という思いでいっぱいでした。正直に言うと、特別賞のプレートさえ持ちたくありませんでしたし、結果を誰にも報告できませんでした。それは、私の中で「優勝する」ことが最低条件だったからだと思います。
ただ、「後悔」はありませんでした。
ビジネスコンテストには敗れましたが、得られた学びや考え方は、それ以上に価値があるものだったからです。
初めてセコム本社でミーティングをした際、「勝つことだけでなく、社会に本当に必要とされるもの、実装できると信じられるアイデアを発表したい」と宣言しました。その目標は、ある程度達成できたと感じています。自分たちの作りたいものを優先せず、課題から出発した“顧客視点のサービス”を考えることができたからです。確かに今回考えたプランは空想上のものでしかありません。しかし、検証を重ねれば「いつでも、どこにいても安全安心を感じることのできる世界」は実現できると思っています。(ぜひまた続きを考えさせてください!)
大会全体を通して最も楽しかったのは、前日の最終調整時間でした。自分たちにとって痛い質問や10分に合わせて内容を削る難しい作業、時にはセコムの方々同士で議論が起きたり、その場で納得のいく答えを導き出して修正していく。自分だけでは生み出せなかった形にプレゼンが変わっていく一瞬一瞬が楽しかったです。心から「セコムのテーマで参加できて良かった」と思いました。
また、私たちの「成長可能性」を評価してくださったことも、これから忘れずにいたい大切なことです。今後も私たちなりのアップデートを積み重ねていけるよう努力していきます。
私は、生きていく中で「歩みを止めずに行動し続けること」が何より大切だと考えています。今回、「ビジコンに勝つ」という思考だけで満足するのではなく、その先へと進まなければならないという“危機感”を、高校生活の最後に改めて感じることができました。本当にありがとうございました。
さらに、今回の経験は自分の過去を思い返す機会にもなりました。幼稚園のころから書いていた「あったらいいなノート」、中学1年生で初めて参加した企業課題解決型プログラムで味わった、新しいものを生み出す興奮。高校時代にした挑戦の数々。それらが積み重なり、今の私をつくっているのだと実感しました。
そしてこの大会でも改めて感じたことがあります。
やっぱり、モノづくりって楽しい。考えるって面白い。負けるって悔しい。
私は、私の原点を再び見つめ直し、新たに決意することができました。
私は、走り続けます。
沙魚川さん、勅使河原さんをはじめ、多くの社員の皆さま、本当にありがとうございました。
北西悠真さん<早稲田大学高等学院 3年生>
私がマイナビキャリア甲子園に参加したきっかけは、学校の授業でした。
グループ決めでたまたま一緒になった2人だけでこの大会に出るのはなかなか気が向かず、最初は受け身になっていた部分もありました。
しかし、書類審査を通過し、動画審査を勝ち進むにつれ、この大会に真剣に向き合い始めるようになり、だんだんと大会にのめりこむようになりました。
準決勝大会を通過し、セコムの方々によるプロのメンタリングを受けながら迎えた決勝。自慢のビジネスプランがトリリオンゲーム賞を受賞したときは、達成感がありつつももっと上を狙えたという悔しさであふれました。
結果発表が終わった後、沙魚川さんからいただいた「優勝できなくてふてくされるのではなく、これを受け止めて次の糧につなげろ」という言葉は今でも強く印象に残っており、その言葉のおかげで少し、人間的に成長できたと思います。
最後に、今回の大会をともに最後まで走りぬき、たくさんの刺激を与えてくれた相方にありがとうと伝えたいです。彼抜きでこの大会に出るなんてことは考えられないし、とても貴重な体験をさせてもらいました。
また、準決勝大会で我々を選び、つきっきりでサポートしてくださった沙魚川さん、勅使河原さん、そしてセコムの社員の方々、みなさんの愛のある、かといって高校生だからと容赦することのない対応に本当に感謝しています。
本当にありがとうございました。