開催レポート
第17回:特別回「キャリア・インカレ2019」

株式会社マイナビが主催する国内最大級の学生ビジネスコンテスト「キャリアインカレ2019」が、2019年6月3日のプレエントリーから2020年1月11日の決勝大会までの半年間にわたり開催されました。
本イベントは、マイナビが運営する大学生キャリア支援プロジェクトの一つです。
参画企業が「Change Standard」というビジョンをもとに、自社のビジネス環境や課題から企業テーマを出題。学生は2~4名でチームを組み、取り組みたいテーマにエントリーします。
今回、プレエントリー数2353名、本エントリー数632チームの登録がありました。参画企業6社が、各社へのエントリーチームからそれぞれ自社代表となる決勝進出1チームを選出し、決勝大会で総合優勝(グランプリ)を決定します。

セコムは、「セコムオープンラボ」の特別回として、「2030年、社会や日常のあたりまえを変えていく、セコムらしい課題起点の新サービスを創案せよ!」をテーマに参画。一次予選および動画審査と選考を進め、2019年12月15日の準決勝大会でセコムの最終代表チームを「ぴよぴよぴえん」に決定。
2020年1月11日の決勝大会にてテーマ協賛企業6社の代表チームが競い、「ぴよぴよぴえんは、生放送視聴者の投票で選ぶ「ニコニコ視聴者賞」で同率1位。決選投票で敗れたものの、提案したアイデアは多くの視聴者の共感を得ました。

エントリーいただいた皆様、取り組んでいただいてありがとうございました!
未来の社会に向けた様々な想いを高める機会となりました。

マイナビサイト掲載の開催レポートはこちら

決勝大会ノーカット動画

開催概要

キャリアインカレ2019

  • プレエントリー開始:2019年6月3日(月)
  • 決勝大会開催日時:2020年1月11日(日) 17:00〜 20:00
  • 会場:池袋harevutai
各参画企業のテーマ
セコム:2030年、社会や日常のあたりまえを変えていく、セコムらしい課題起点の新サービスを創案せよ!
生命保険協会:自分の身の回りを観察し、生命保険会社が社会に提供できる『新しい安心とは何か』を考え、デジタル技術を使ったサービスを立案せよ
ZOZOテクノロジーズ:10年後の未来に存在するAIや新テクノロジーを使って世界中で大ヒットしているファッションECサービスを企画せよ
dely:国内№1レシピ動画サービス『クラシル』を活用した、最も成長性のある新規事業を提案せよ
JAL(日本航空):SDGsの17の目標を元に、JALの強みを活かした革新的な取り組みを立案せよ
ワコール:ワコールが発信する、女性が美しく笑顔で輝くための新規プロジェクトを提案しなさい

開催結果
グランプリ(奨学金100万円):ZOZOテクノロジーズ代表チーム「Odd-e-Say」
ニコニコ視聴者賞(選べるeギフト5万円):dely代表チーム「parasol」
ファイナリスト(奨学金10万円):決勝進出各チーム

エントリー数
プレエントリー数2353名、本エントリー632チーム

ご挨拶

  • セコムオープンラボ 総合ファシリテーター
    沙魚川 久史

    セコムオープンラボ総合ファシリテーター。東京理科大学 総合研究院 客員准教授、国研 科学技術振興機構 専門委員、ものこと双発協議会 事務局長。
    セコムにてオープンイノベーションチームを率いる。イノベーション推進に向け「セコムオープンラボ」を主宰、挑戦的ブランド「SECOM DESIGN FACTORY」を立ち上げ。東京大学イノベーションマネジメントスクール修了、東京理科大学大学院 総合科学技術経営研究科修了、同院イノベーション研究科修了。専門領域はサービスサイエンス・技術経営・知財マネジメントで、大学や国立研究開発法人、産学官コンソーシアムなどでも活動しながら公私にわたりサービス創造の視座より共創協働を推進している。

1.キャリアインカレ2019

昨年度に引き続き、「セコムオープンラボ」の特別回として、株式会社マイナビが主催する国内最大級の学生ビジネスコンテスト「キャリアインカレ2019」に参画しました。本イベントは、マイナビが運営する大学生キャリア支援プロジェクトの一つです。

参画企業が「Change Standard」という大会ビジョンをもとに、自社のビジネス環境や課題から企業テーマを出題。学生は2~4名でチームを組み、取り組みたいテーマのビジネスプランを企画書に起こしてエントリーします。参画企業6社が、各社へのエントリーチームからそれぞれ自社代表となる決勝進出1チームを選出し、決勝大会で総合優勝(グランプリ)が決定されます。

セコムは、「2030年、社会や日常のあたりまえを変えていく、セコムらしい課題起点の新サービスを創案せよ!」というテーマを設定。未来を担う学生の手による、社会に大きなインパクトを与えるような未来の課題の可視化を試みました。

エントリーされた企画書による一次予選書類審査で20チームが選考され、二次予選として動画審査を実施して準決勝大会へ進出する8チームを選出しました。各チームにはそれぞれフィードバックを行っています。

2.準決勝大会

準決勝大会は2019年12月15日(日)午後12時から東京・中央区の「ベルサール八重洲」で開催。参画企業6社とそれぞれの準決勝大会進出各8チーム、合計40チームの学生たちが集いました。

緊張感漂う中、各参画企業からの挨拶でスタート。セコムからはセコムオープンラボ総合ファシリテーターである沙魚川より、学生たちへの挨拶と期待の言葉が贈られます。続いて、各企業代表者により決勝大会のプレゼン順序を決める抽選が行われ、セコムは2番手に決定となりました。

その後はセコムのプレゼンルームにおいて、決勝進出をかけた8チームの学生たちにより熱の入ったプレゼンが行われました。持ち時間は、プレゼンテーション13分、質疑5分です。
学生たちが考える、「こんなことがあったらいいのに」というような、解決すべき欲求ベースの“課題”。その課題を解決するためにどういったプロダクトやサービスが必要となるか、どのようなビジネスプランで実現するか。そして、それをどのようにプレゼンテーションとして表現するか。それぞれのチームが半年間かけて探索してきた成果を披露しました。

ここで、各チームの提案ビジネスプランについて、そのエッセンスをご紹介します。

<チーム名/大学名:提案内容>

  • あおだぁ~い/関西学院大学、早稲田大学、関西大学、立教大学:高齢者と訪日外国人をつなぐ、高齢者宅での民泊サービス。
  • うえすぎぽーぽー/長崎大学、東京大学、九州大学:廃校を利用した、企業へのワーキングスペース貸し出し、食堂運営サービス。
  • さかな/高崎経済大学:平常時は防災教育や非常食を使用したレストランになる、避難所サービス。
  • シソミ/東北芸術工科大学:インターネット上の投稿ログが残りつづけることに起因した被害に対する保険サービス。
  • ぴよぴよぴえん/東京都市大学:事故やケガの際に3DホログラムでAIの救急隊が出現して現場の状況にあわせた応急手当などを遠隔支援するサービス。
  • ABC/東京理科大学:眼鏡型端末によるバリアフリーの見える化で、車いす使用者をサポートするサービス。
  • Mrs.Gordon/愛知大学:カメラ映像を分析し、行動心理学や生体反応から不審人物を特定。プロジェクションマッピングやホログラムを利用して不審者本人に警告するサービス。
  • PROjectT/横浜市立大学、慶應義塾大学、東京大学、早稲田大学:個人情報の流出による危険をユーザーに自覚させることで流出を未然に防ぐアプリ。

キャリアインカレ2019の審査基準は、「テーマ分析」「課題洞察力」「実現可能性」「持続可能性」「社会的革新性」「本領発揮」です。セコムは、テーマ設定した<2030年という時代観、社会や日常のお困りごとという課題の本質性>に加えて

  • 荒削りでも尖っていて、革新性があるか
  • よりよい社会になるか

といった、セコムが大切にしている価値観も重視。各チームの想いのこもった提案に、セコムの審査員7名のなかでも多数の意見が出ましたが、「2030年…」というセコムのテーマ分析、「Change Standard」という大会ビジョンを決め手に選考を行い、全員の一致によりセコム代表チームは“救急をめぐる課題”を提案した「ぴよぴよぴえん」に決まりました。

最後に、各社の参加者一同が揃うなか、参加者全体に向けて、セコム沙魚川からの結果発表とともに講評があり、ファイナリストとして各社の代表で決勝に進出する6チームが決定して準決勝大会は終了しました。決勝進出チームには奨学金10万円が贈られます。
終了後には、懇親会に場を移して各チームと交流しながら個別のフィードバックなどがありました。

決勝進出となった6チームはこちらです。

3.決勝大会

決勝大会は2020年1月11日(土)午後5時から東京・豊島区の「harevutai」で開催されました。全国2353名から勝ち上がった6チームが各参画企業を代表して戦います。
それぞれのチームがプレゼンを行い、今回は第三者の審査員が採点。会場の様子は「ニコニコ動画」で生放送され、視聴者による採点も行われます。
プレゼンの順番は、ZOZOテクノロジーズ、セコム、ワコール、JAL(日本航空)、生命保険協会、dely。持ち時間は、プレゼンテーション13分、質疑5分です。

プレゼンに先立ち、セコム沙魚川より、セコムのテーマ紹介と、セコムが新しいサービスを検討する際に課題から入ることを大切にしていることや、セキュリティだけでないセコムグループの事業群についてライトニングトークを行いました。あわせて、そうした背景のなかでセコム代表チーム「ぴよぴよぴえん」が進めてきた検討プロセスを紹介。「ぴよぴよぴえん」に向けてエールを送りました。

「ぴよぴよぴえん」はAEDに代わる新サービスとして医療アドバイスシステム「3aiD(スリーエイド)」を提案。「3aiD」は、事故やケガの際に3DホログラムでAIの救急隊が出現して現場の状況にあわせた応急手当などを遠隔支援するサービス。周囲360°から視認できる3Dホログラムで状況にあわせた応急手当を説明することで、使用者の心理的なハードルを下げ、軽傷でも使える便利さを実現します。また、「3aiD」のセンサーで現場状況を救急センターと共有し、救急出動の必要性を救急センターが判断することで、社会課題とされている不要な救急出動の軽減にもつながるというものです。

「ぴよぴよぴえん」は、プレゼン直前に会場の機材トラブルがあり、復旧まで時間を要したものの、司会者との軽快なやり取りで場を和ませ、機材トラブル復旧後には落ち着いた様子でプレゼンに臨みました。
動画審査、準決勝と試行錯誤しながら改良を加えていったビジネスプランに、使い方が会場や視聴者に伝わりやすいようデモを行うなどの工夫を凝らし、堂々とプレゼンを演じ切ります。AEDでトップクラスのシェアを持つセコムならではのビジネスアイデアとして審査員の厳しい質疑応答にも対応し、視聴者投票では5点満点中5点獲得という高評価をで、視聴者から多くの共感を得ました。

その後、全チームのプレゼン終了後に結果発表となりました。

「ぴよぴよぴえん」は、グランプリ受賞は逃したものの、視聴者投票による「ニコニコ視聴者賞」では同率トップを獲得。決選投票の結果残念ながら受賞とはなりませんでしたが、多くの方々から共感されるアイデアを生み出しました。

今回の「キャリアインカレ2019」では、大学生自らがセコムの幅広い事業範囲を理解し、セコムのリソースを使い社会課題を解決するビジネスアイデアを発案してもらったことで、未来を創っていく大学生にセコムへの理解を深めてもらうとともに、セコムがサービスを創る際の想いを社会に発信する貴重な機会となりました。
大学生の、自分達の手で “ちょっといい社会”を創りたいという想いとそのプランは、セコムのメンバーを含め多くの共感を呼びました。参加された皆さんが、実際に新たな価値創造を担っていくことを期待しています。

最後に、セコム代表チーム「ぴよぴよぴえん」のメンバーに感想を伺いましたので、ご紹介します(学年は開催時のもの、掲載は50音順です)。

板倉 夏帆さん<東京都市大学 都市生活学部1年生>
私はこのキャリアインカレを通して様々な事を学び自分が成長したと思います。このキャリアインカレは、私達だけではここまで来れていません。沙魚川さんをはじめセコムの方々や大学の先生、先輩に沢山のことを教えていただき決勝戦まで来ることが出来ました。本当に皆さんには感謝しかありません。また、私はリーダーとしてチームをまとめていきました。私に何一つ文句言わずに真剣に向き合ってくれてたチームメイトにも本当に感謝しかありません。私達のチームは、一人一人役目がありそれを全力で皆んながやって来てくれたからこそ、ここまで来れたと思います。
私はこのキャリアインカレを通して、一番大切だと思ったことは、色んな人の意見をどのように取り入れ、それをどのように第三者の人達に分かりやすく伝えるかです。他にも様々な事を学んだので今後の学校生活にも生かしていきたいと考えています。

岩堀 ひとみさん<東京都市大学 都市生活学部1年生>
最初応募したときは審査に通ると思っていなかったし、決勝大会に行けるとも思ってなかったので、今でも本当に夢のことのようです。
結果としては悔しい部分もありますが、チームでここまで頑張ることができ、とても嬉しいです。
自分として成長できた面があると思うので、これからの大学生活に繋げていきたいです。

金澤 碧さん<東京都市大学 都市生活学部1年生>
キャリアインカレにはなんか気になる、やってみたいという興味から参加を決めました。
だから、書類審査から決勝戦までとまさか最後まで勝ち進めると思っていませんでしたし、自分の時間をこんなにまで削らないと終われないくらい大変なものだとも思っていませんでした。学校の課題もある中で、時間があればみんなで集まって何をすればいいのか、何が足りないのか、何が不必要なのかなど、たくさん話し合いました。この時間があったからこそ、たくさん意見を言い合えたからこそ、この結果が出たのだと思います。あと、セコムの方々、大学の先生や先輩、同級生に助けてもらったことも大きいです。チームのメンバーだけでなく支えてくれた人、協力してくれた人にとても感謝しています。
だからこそ、優勝できなかったのは悔しかったです。優勝して周りの人に喜んでもらいたかったですし、全力の笑顔で感謝を述べたかったです。でも全員ががんばったね、お疲れさまと声をかけてくれたので最後には悔いはなかったですし、やりがいも自分の成長も感じることができました。この経験はこれからの自分の自信となる出来事になりました。向上心を持ってもっと成長してきたいです。

窪田 佳奈さん<東京都市大学 都市生活学部1年生>
大学で何か挑戦したいと思い、キャリアインカレの参加を決意しました。夏前から始まり学校の授業が終わってはチームの3人と集まり話し合いを重ねました。まさか決勝戦に進出するとは思ってもおらず、決まった時はすごく嬉しかったです。
沙魚川さんをはじめセコムの方々、大学の先生方、先輩方に貴重なアドバイスを頂き、決勝戦で自分たちの納得のいく発表ができた事が自分達にとってとても大きかったと思います。
このキャリアインカレを通して初めて知ったことが沢山ありました。それと同時に自分の知識の乏しさを痛感しました。普段から様々な”もの・こと”に目を向け、知識を吸収していきたいと思います。

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