開催レポート
第2回:空き家問題の光明〜元気に活用しよう!

今回は、「空き家問題の光明〜元気に活用しよう!」と題して、空き家問題を"暗い影"ではなく"未来に向けた明るい光"ないし"新たな機会"として捉えることができないか、皆様とディスカッションさせていただくテーマを設定しました。ワークショップでは、話題提供として日本国内および世界状況について基本的なデータのインプットを受けながら、地域と空き家を巡るさまざまな視点より「空き家問題の光明」を巡る議論を展開しました。多くのアイデアとユニークな発想をシェアいただいて、盛会のうちに終了しました。

開催日時

2016年7月6日(水) 18:00〜 21:00

話題提供者

  • 株式会社荒井商店 不動産事業部
    部長 篠田 紀一郎

    1994年 株式会社荒井商店入社。住宅事業部に在籍し、主に分譲マンションの用地仕入・開発に従事。2008年 不動産事業部長に就任。現在収益不動産の売買や老人ホームの企画開発に携わる。現在、不動産・医療・介護に関わる新たな事業を模索中。
    今回は、荒井商店の事業を通して得られた情報などを議論のインプットとして提供します。
    株式会社荒井商店は、セコムグループで不動産賃貸事業を中心に、賃貸ビルの建設・運営管理、不動産流動化事業・ソリューション事業・不動産売買を行っています。また、グループ会社の株式会社アライブメディケアを通じて、都市型小規模の高級介護付き有料老人ホーム「アライブケアホーム」の開発・運営を手がけています。

  • 総合ファシリテーター
    セコムオープンイノベーション推進担当

    沙魚川 久史

    セコムの開発センター、IS研究所、本社技術管理室を経て、公益財団法人セコム科学技術振興財団 事業部長(現職)。セコムオープンイノベーション推進担当を兼任。東京大学イノベーションマネジメントスクール修了、東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科修了、東京理科大学大学院イノベーション研究科修了。主な著書に「所有から利用へのパラダイムシフトに伴うサービスとデバイスの相互作用」(『知的財産イノベーション研究の展望』白桃書房,2014年)。専門領域は技術経営で、大学や国立研究開発法人、産学官コンソーシアムなどでも活動しながらサービス創造の視座より産学官の連携を推進している。東京理科大学客員研究員、JST専門委員、ものこと双発協議会事務局長。

当日の模様

議論のインプットとして、セコムグループで不動産開発などを行っている株式会社荒井商店より、空き家問題の現状について話題提供がありました。日本国内の状況に加え、世界的な兆候、自治体の取り組みや制度的な要素について基本的なデータを提供しました。

ワークショップでは、23社30名を越える参加者があらかじめ指定されたグループに分かれて、テーブルごとに参加者それぞれの視座から議論を行いました。
時間帯ごとに「空き家問題」の切り口を変えつつ、中間結果を貼り出して他のテーブルの動向も交えながら、グループごとに競い合ったことで、ユニークな発想が次々と生まれました。「空き家問題」の新たな捉え方、建築物としての新たな用途、地域における機会創出など笑いあり感心ありの議論が展開され、おおいに盛り上がりました。
フィナーレでは、各テーブルでの議論の成果を参加者全員にシェアした結果、参加者からもっとも評価されたテーブルのメンバーに「セコムの食」を副賞としてお贈りしました。
参加者の投票から、今回は3テーブルが同点得票となり、決選投票の末に優秀テーブルが決まりました。参加者それぞれの分野から多くのアイデアが出され、参加者間で多くの気づきと新しい交流が生まれる場となりました。

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