 
原因はまだはっきりとは解明されていませんが、交感神経(自律神経のひとつで、新陳代謝を活性化する神経)の機能亢進の状態が続くことで汗を分泌する腺(エクリン腺)が活性化されて、多量の汗が分泌されるのです。
なお、精神的刺激や緊張がそれほど強くなくても発汗するのが手のひらの多汗症の特徴です。
一般に寝ているときの発汗量は少ないようです。

手のひらの多汗症の汗の出る量は、時間帯やその日の気温、緊張の度合いによっても違いますが、目安のために次の3段階に分けています。
レベル1: |
湿っている程度。触ると汗ばんでいることがわかり、光を反射して汗が光る。 |
レベル2: |
水滴ができて濡れており、見た目でも汗をかいていることがわかる。 |
レベル3: |
盛んに水滴ができ、汗が滴り落ちる。 |
※次回は、手のひらの多汗症の治療方法等をお届けします。
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