ほっとひと息 健康らんど

Vol.43 歯・口の健康

2.年代別特徴
 食べることや話すことは、歯や口の発育に伴い得られるものです。各々の時期に、どのような特徴があるか確認してみましょう。
【乳幼児期】
乳歯が生え始め、20本生え揃う
歯(または歯茎)・顎・舌を使い、食物を噛み砕き、飲み込む習慣が身に付く
周囲の人と話をするようになり、舌の動きや歯の発育と共に発音が明瞭になる
【学童期】
乳歯が永久歯に生え変わる
28本永久歯が生え揃う迄、噛む能力が低下することがある
歯並びや噛み合せが育つ
虫歯になり易い
【思春期】
噛み合せが安定する
(親知らずが生える頃は、噛み合せが不安定となる)
ホルモンの変化により、歯茎のトラブル(腫れ・出血など)を起こし易い
【成・壮年期】
虫歯・歯肉炎・歯周炎が進行し易い
唾液の分泌が減少する
生活習慣病のリスクが増加する
【高齢期】
失う歯が増加する
健康な歯の割合が減少し、噛み合せが悪くなる
噛む能力が低下し、運動能力の低下を招く
発音が不明瞭になる
 このように生涯を通して、歯や口は変化します。
 歯の基は、妊娠中に作り始められますので、母親はその頃から、歯や口を含めた全身の健康状態に注意する必要があるのです。
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