ほっとひと息 健康らんど
Vol.43 歯・口の健康
3.健康に保つための注意事項
では、どのようなことに注意すれば、歯や口を健康に保つことができるのでしょうか。
まず歯磨きですが、正しく丁寧に磨く必要があります。
<歯磨きの基本>
★
歯ブラシの毛先を使い歯垢を落とす
★
歯の形や場所に応じ、歯ブラシを正しく当てる
★
力を入れ過ぎない
★
小刻みに動かす
<歯磨き時に注意する場所>
★
歯と歯の間
★
奥歯の噛み合せ部分
★
歯と歯茎の境界
★
高さの低い歯
★
凹凸のある部分
デンタルフロスや歯間ブラシの併用、電動歯ブラシの使用も可
健康な生活を送るために、歯磨きの習慣だけでなく、生活習慣も見直す必要があります。
<健康な生活を送るために>
★
よく噛んで食べる
★
バランスの取れた食事を心がける
★
糖分の摂り過ぎに気をつける
★
健康管理に気をつける
・充分な睡眠を取る
・便秘を避ける
・適度な運動をする
・禁煙を心がける
・ストレスを溜めない
★
定期的に歯科健診を受ける
★
何か症状が出現した時は歯科受診し治療を受ける
先に述べた各々の時期の特徴を踏まえ、注意点を説明しますので、参考にして下さい。
【乳幼児期】
◎
歯磨きの習慣をつける
◎
歯の発育と共に、歯ごたえのある物を噛んで食べる習慣をつける
◎
乳歯の虫歯を放置せず、早期に治療を受ける
◎
3~4歳以降の過度の指しゃぶりには注意する
(噛み合せや歯の間隔に影響を及ぼす場合がある)
【乳幼児期の歯磨き】
◎
1歳頃・・・親が磨いてあげる
◎
2歳頃・・・親の真似をして磨く 親が磨いてあげる
◎
3~6歳頃・・・自分で磨いた後、親が点検しながら磨く
【学童期】
◎
歯並びに合せた歯磨きをする
乳歯と永久歯があり、歯1本1本に歯ブラシが当たるようにする
◎
よく噛んで食べる
【思春期】
◎
丁寧な歯磨きを心がける
◎
歯茎を確認する
◎
食事の後は歯磨きをする習慣をつける
【成・壮年期】
◎
歯や歯茎を傷つけないように正しい歯磨きをする
◎
歯や歯茎の状態を確認する
◎
無理なダイエットは避ける
◎
規則正しい生活を心がける
【高齢期】
◎
入れ歯がある場合は、入れ歯を使用して食事をする
◎
バランスの取れた食事を、良く噛んで食べる
◎
常に口の中を清潔に保つ
◎
歯肉をマッサージし、抵抗力をつける
歯と口の健康管理と、生活習慣の見直しにより、失う歯を最小限にし、毎日健康に過ごせると良いですね。
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