ほっとひと息 健康らんど
Vol.38 飲酒について②
2.未成年者の飲酒
未成年者の飲酒は、法律で禁止されていますが、身体へどのような影響があるのでしょうか。
未成年者は、成長・発達期であり、この時期に飲酒をすると臓器に障害を受け易くなります。
<未成年者の飲酒が及ぼす影響>
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飲酒による肝機能障害や栄養不足が、脳の機能低下を招く
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未成年者は、アルコールを分解する働きも未熟であり、成人に比較し短期間で様々な臓器の障害を起こす危険性が高い
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性ホルモンの異常を招いたり、二次性徴が現れるのが遅くなる可能性がある
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未成年者は自分を理性的にコントロールする力が充分ではない為、適度な飲酒の判断が難しく、自己規制がきかない
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学習能力・集中力・記憶力の低下
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成人に比較し、急性アルコール中毒になる危険性が高い
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月経不順等になる可能性がある
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未成年から飲酒を開始すると、飲酒量が増え短期間でアルコール依存症になる危険性が高くなる
このように、成長・発達段階にある未成年者にとって、飲酒は心身への害になります。未成年者本人が気をつけると同時に、保護者を始め周囲の大人が、未成年者の飲酒を制止する義務があるのです。
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