ほっとひと息 健康らんど
Vol.11 子供の外傷(ケガ)
アウトドアの時などで子供が骨折を疑わせるようなケガをした場合の応急処置を教えて下さい。
それでは、基本的な応急処置をお話しますがその前に骨折が疑われる場合の観察点と処置について話します。
骨折と脱臼は区別がつきにくいですので基本的な処置は同じで構いません。
応急処置が済んだら、必ず早めに受診して下さい。適切な治療を早急に受ける事が大切です。
意識は?
転んで泣いているような場合はひとまず安心ですが、高所や遊具から転落した場合は意識がしっかりしているか確認して下さい。その場合は無理に動かしたりせずに頭部打撲に準じて下さい。
『Vol.5 小児の緊急時の対応』
を参照して下さい。
出血はある?
出血がある場合は、受傷部に清潔なガーゼやハンカチを当て、直接圧迫止血して下さい。
ティッシュペーパーや脱脂綿の使用は避けて下さい。
皮膚から骨が飛び出している場合は厚めのガーゼで覆い、至急受診が必要です。
下肢の骨折?
大腿骨や下腿骨の骨折が疑われる場合は身体の中で起こる出血の量が腕の骨折に比べても多いですのでショック症状(顔面が青白くなる、意識が混濁している、冷汗など)に対する注意が必要です。
患部の変形がある?
無理に引っ張って伸ばそうとしたり、整復しようとせずに曲がったままの固定で構いません。
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