ほっとひと息 健康らんど
Vol.11 子供の外傷(ケガ)
今日はジロー君のお父さんが相談にみえました。
どのような事が気になりましたか?
ジローが小学校でサッカーの練習中に転んで足を骨折しました。最初は痛みがあまりなかったので、捻挫程度かなと思っていたのですが、念の為に病院に行きレントゲンを撮ったら、骨折と診断されてびっくりしました。
骨折をしてもあまり痛くない事があるのでしょうか?
先生は『若木骨折』と言って子供では良くある事だとおっしゃっていましたが、大人の骨折とは違うのでしょうか?
子供の場合、骨は成長段階にあり、骨自体が柔らかい事から症状が出にくい場合があります。
まず、子供に多い骨折の種類について話しましょう。
【若木骨折】
子供に見られる骨折。子供の骨は柔軟性があり、大人に比べて折れにくい為、ポキッと折れるのではなく曲がっただけというような骨折。
少し曲がっている程度だと痛みが出にくい時がある。
【竹節状骨折】
外力により、骨の一部が押しつぶされ竹の節のように膨隆する状態の骨折。
成長期に起こりやすく、特に前腕に好発する。
【骨膜下骨折(亀裂骨折)】
成長期で骨膜に柔軟性と強度がある為に骨が離脱された状態にも関わらず、骨膜が強く損傷を受けていない為に骨のずれが生じない骨折。
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