ほっとひと息 健康らんど

Vol.10 熱中症対策

熱中症にならない為の予防策を教えて下さい。


~高齢者が熱中症にならない為の予防策~


こまめに水分補給をしましょう。
高齢になると若い頃より口渇感が低下してきます。
「喉が渇かないから大丈夫!」なのではなく、喉が渇いた感じがする前にこまめに水分摂取する事が脱水を予防するうえでは必要な事なのです。
「まだ、若いから大丈夫!」と思う方も是非行って下さい。
脱水を起こした場合、回復に時間がかかってしまいます。
室内にいても炎天下の日や前の日に比べて急に温度が上がった日などは適度な水分摂取を心がけましょう。
外に出る時は水筒を持参すると良いでしょう。
  
水分摂取の仕方については、第3回『発熱時の水分摂取の仕方』を参考にして下さい。

室温設定や衣服を調節しましょう。
 年齢と共に皮膚の温度を感じる感覚が鈍くなってきます。
 これは先に話したように体温調節や発汗機能が落ちてくる事とも関係しているのですが「暑く感じないから大丈夫!」なのではない事を周囲の方も理解し、気配りする事も必要なのです。
冷房を入れる事も必要です。寒く感じない程度に外気温に見合った温度設定にしましょう。
室内の人数によっても温度はかえましょう。
扇風機を使用する場合は気温が皮膚温より高い場合は逆に熱風を送る事になり、不快感が増すだけになります。
風を遮らない程度にカーテンやブラインドで調節しましょう。
衣服の調節をしましょう。厚着は体温調節や発汗の妨げになります。季節に見合った服装にしましょう。
外に出る時は通気性の良い、汗を吸収しやすい服装にしましょう。帽子もかぶりましょう。

 
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