ほっとひと息 健康らんど
Vol.2 花粉症
5.花粉症対策
花粉症対策の食事療法とかありますか?
あと、掃除の工夫の仕方があったら教えて下さい。
花粉症の症状が悪化しないように、日頃の食生活には充分気を配りましょう。
掃除の仕方を工夫するのはとても大切な事です。
★控えた方が良い食事・・・
(1)高タンパク質・高脂肪食品
肉、卵、魚卵などの高タンパク質食品や高脂肪の食品を食べ過ぎるとアレルギー反応を高める事になります。
(2)刺激物・アルコール
刺激物の多く入った食品やアルコールなどの摂取は鼻の粘膜の毛細血管を広げる事になるので、鼻づまりがひどくなります。
(3)タバコ
タバコの煙が鼻の粘膜を刺激し、花粉症を悪化させます。
周囲の煙も吸わないようにしましょう。
★掃除の工夫・・・
(1)掃除の仕方
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掃除は窓を閉め、マスクをして行ないましょう。
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掃除機は花粉を舞い上がらせてしまうので、なるべく拭き掃除にしましょう。
どうしても掃除機を使いたい場合は排気口を部屋の外に向けましょう。
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掃除機をかける時は目立つ所だけではなく、ホコリがたまりそうな隅々まで掃除しましょう。
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起床時や外出から帰った直後は、床に花粉が落ちている時間帯なので、時間帯を選んで掃除しましょう。
(2)空気清浄機
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空気清浄機は顔の高さに置く事で花粉症の吸い込みや付着が予防できます。
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寝室に置く場合は布団の側が効果的です。
他に花粉症を予防する為に日常生活で注意した方がいい事があったら教えて下さい。
花粉症の人も花粉症の症状が出ていない人でも、日常生活の予防は大切です。特に家族に花粉症の人がいる場合は、家族全員の協力が必要です。
★日常生活の注意点・・・
(1)気象情報・花粉情報を見て、要注意日を知りましょう。
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晴れまたは曇りの日
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最高気温が高い日
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乾燥して風が強い日
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やや強い南風が吹いた後に、北風に変わった日
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前日が雨の日
(2)外出時は完全防備で出かけましょう。
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コートはツルツルした素材の物を選びましょう。
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帽子・メガネ・マフラー・マスクを着けましょう。
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髪の長い人はしばりましょう。出来れば帽子の中にしまうと良いでしょう。
(髪の毛にも花粉は付きます)
(3)外出は控えめにしましょう。
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花粉の飛散の多い日は特に注意が必要です。花粉情報を見ましょう。
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1日のうちでも飛散の多い時間帯は、お昼前後と日が陰り気温が下がってくる頃といわれていますので、その時間帯は避けるようにしましょう。
(4)外から帰ったら、花粉を払いましょう。
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玄関の外でコートなどの上着を脱いで室内に入りましょう。
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ペットと散歩に行った後はペットの身体に付着している花粉を払ってから、部屋の中に入れましょう。
(5)外から帰ったら、洗えるところは洗いましょう。
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手を洗いましょう。
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出来れば顔も洗って下さい。その時にまつげに付いた花粉が眼に入らないように注意して下さい。
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髪の毛も洗えたら洗いましょう。
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鼻もかんで下さい。
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目も洗いましょう。
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うがいもしましょう。
(6)日常生活の注意点
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洗濯物の中でも毛織の布地は室内に干しましょう。
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布団を外に干す時には、木綿やポリエステルの布をかけて干しましょう。
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普段はなるべく窓を閉めておきましょう。
(7)化粧品にも注意
花粉症の時期に植物性配合の化粧品にかえたりすると、急に肌にアレルギー症状が出ることもありますので、花粉症のある人は化粧品の表示に注意し、植物性配合の場合は花粉症の時期が落ち着いたらかえるようにしましょう。
(8)ガーデニングの注意点
ガーデニングの花が原因で花粉症の症状が、悪化する場合があります。
充分に注意しながら行ないましょう。
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