ほっとひと息 健康らんど

Vol.2 花粉症

6.花粉症の治療について
 うちの子供は目を良く擦ったりしているから、やっぱり花粉症なのかしら?
 花粉症かはどうかは病院で診察していただかないと分かりません。
 今まで花粉症は、2シーズンの花粉曝露を経て発症するといわれていましたので、2歳以下のお子さんでは花粉症を発症する事はないといわれていました。しかし、最近では季節性アレルギーとして乳幼児でも発症しています。
 また、お子さんの場合は季節に関係なく起きる、通年性のアレルギーも増えています。通年性のアレルギーは卵や小麦などの食物が関与している場合や、ダニやハウスダストなどで起きる場合など原因は様々です。
 通年性アレルギーの場合は花粉症の時期を過ぎても症状が通年性に起こります。
 また、両方を併せて持っているお子さんも増えていますので早めに診察し、判断して頂いて治療していくのが良いでしょう。

花粉症にはどのような治療方法がありますか?
 花粉症と診断された方も、家族に花粉症の方がいる方も、花粉症にならないか心配の方も、まずは環境を整える事です。(前頁参照)
 花粉症と診断されると薬物療法(内服・外用薬)や減感作療法(原因となる抗原を小量ずつ量を増やしながら注射していく方法)、手術療法などがあります。
 治療については納得のいくように先生と話し合って決めていくのが適切だと思います。
 お子さんの場合は鼻の構造から鼻づまりが起きやすいのですが、これを放置しておきますと鼻からの呼吸が制限される事によって、成長に悪影響を与える事があります。
 花粉症を疑ったら早めに病院に受診するようにしましょう。

 病院に行くのは大変なので、子供の鼻づまりがひどい時は市販の点鼻薬を使用していました。
すぐに効くので助かりますが、やっぱり病院で診てもらった方がいいのでしょうか?
 市販の点鼻薬は即効性があると言われていますが、使いすぎるとかえって治りづらい鼻づまりになります。
鼻づまりがなかなか治らない場合はやはり受診しましょう。
 他にも症状に合わない鼻炎薬を使用する事は、かえって治療を長引かせる事にもなりますので注意しましょう。



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