防犯 2023年01月20日

盗聴の手口と家庭でできる対策

▼ 知らぬ間に日常に忍び込む「盗聴器」
「自宅が盗聴されている」。
一般的には、あまり想像しないものです。

しかし、盗聴器自体は誰でも簡単に入手できます。
いつ・誰が・どんな目的で盗聴器を仕掛けようとするかわかりません。

最近よく見られる盗聴器は、電源タップ型のもの。
二つもしくは三つに分かれるタイプ、差込口が並んでいるタイプなどさまざま。
通常使われている製品と見た目が変わらないうえ、そこから電源を取ることも可能です。
盗聴器と気づかないまま、使用してしまうケースも少なくありません。

入居時に最初から盗聴器が仕掛けられていることもあり、物件の付帯設備の一部と勘違いして、気づかないまま使い続けてしまうことがあります。
引っ越しのときに、置きっぱなし、差しっぱなしにされた三つ穴コンセント、延長コードなどを発見した場合は、盗聴器を疑ってください。

また、家庭内にいつの間にか盗聴器が設置され、気付かないこともあります。
「見知らぬ電源タップが急に設置されていたら、すぐに気づくはずだ」と思うかもしれませんが、テレビや冷蔵庫の裏を最後に見たのはいつ頃でしょうか?
めったに動かさない家電や家具の裏には注意が必要です。

画像

エアコン専用に高い位置にあるコンセントも普段は目にとまりにくい場所。
見慣れない機器がないか、日ごろから気にかけることが大切です。

画像

△盗聴の手口と家庭でできる対策 TOPへ

▼ 盗聴を防ぐための対策
盗聴に使われる機器はさまざまです。
なかには素人では簡単に発見できないものもあります。

ただ、どんなに巧妙な盗聴器でも設置は必ず「人」がするものです。
盗聴を防ぐためには、家庭内に悪意ある人物を侵入させないこと。
盗聴対策は空き巣などの住宅侵入対策と共通することが少なくありません。

【家庭でできる盗聴対策】
(1)開口部の施錠を徹底する
住宅侵入のほとんどは、窓やドアなどの開口部が侵入口。
安易に侵入を許さないためには、施錠の徹底や、防犯性の高い鍵の設置など、基本的な防犯対策をおこたらないことが肝心です。
住人が在宅中に侵入する居空きという手口も横行しています。
外出時はもちろん、在宅中も家庭内の鍵はすべてかける習慣をつけましょう。

(2)「家まわりの防犯」を強化
不審な人物を住居に近づけないようにすることも重要。
家まわりを整理整頓し、前面道路から自宅敷地内の見通しを良くしておきましょう。
窓周りやベランダ付近には、侵入の足場になるものを置かないこと。
前面道路から見えにくい場所には、歩くと大きな音がでる防犯砂利や、人に反応するセンサーライトを設置するなどの防犯対策が効果的です。

(3)室内の整理整頓
住居内が雑然としていると、泥棒にものを盗まれても気づかないことがあります。
盗聴も同様で、散らかった部屋では、小さな三つ穴コンセントがひとつ増えたくらいでは気づくことができないかもしれません。
日ごろから居住空間は整理整頓を心がけ、不審なものが増えていないか意識してよく見ておきましょう。

(4)「もらったもの」「送られてきたもの」にも用心
コンパクトな電池式の盗聴器を、ぬいぐるみや置物などに仕込むことも可能です。
知人が盗聴するケースも少なくないので、知っている相手からもらったものでも油断はできません。
人からもらったもの、宅配便などで送られてきたものは、怪しいものが仕込まれていないかチェックしてください。
知らない人から送られてきたものは、受け取り拒否するくらいの用心深さを持ちましょう。

△盗聴の手口と家庭でできる対策 TOPへ

▼ 盗聴が疑われるときの対応
盗聴器らしきものが発見されたときは、自分で処分するのではなく、必ず警察に連絡してください。
盗聴する人物から発見したことに気づかれると、思わぬ犯罪に巻き込まれる可能性も皆無ではありません。また壁のコンセント内部などに仕込まれたものなどは盗聴器の種類によっては、電気設備などの有資格者しか取り扱えない場合もあります。

盗聴器のそばで警察に電話すると気づかれる可能性があるので注意してください。
盗聴器がひとつとは限りませんので、自宅から離れた場所で最寄りの警察に連絡しましょう。

「自分には盗聴なんて関係ない」と多くの人が考えがち。
しかし、盗聴の目的は、ストーカーや情報搾取などだけではありません。
空き巣などの犯罪手段として住人の生活パターンを把握するために盗聴器を設置するケースもありますし、他人のプライベートをのぞきたいという興味本位な目的で盗聴を試みる者もいます。
自分や家族が巻き込まれる可能性があるトラブルのひとつとして、盗聴を警戒しましょう。


* * * * * * * * *


<監修>
濱田宏彰
セコム株式会社IS研究所リスクマネジメントグループ
シニアリスクコンサルタント/防犯設備士/防災士/日本市民安全学会常任理事

濱田宏彰日本市民安全学会常任理事
濱田宏彰日本市民安全学会常任理事

侵入窃盗を中心にあらゆる犯罪情勢の調査研究を継続。各方面に対しセキュリティコンサルティングを実施。犯罪傾向・統計情報を基にリスクマネジメントの観点から、「安全・安心」な暮らしのためのセキュリティについて研究する日々。
地域の自主防災会では常任委員を務め、日々の防災活動にも注力。
また書籍『セコムが教える防犯プロのアドバイス』『タイプ別にみる働く女性の防犯対策 ライフスタイルWoman360°』などの執筆・監修に携わる。

【関連記事 pick up!
空き巣は下見でココを見る!住まいの防犯診断
電気機器火災の原因は?やってしまいがちな危険行為

△盗聴の手口と家庭でできる対策 TOPへ

セコム・ホームセキュリティ■留守中のご自宅を守る「セコム・ホームセキュリティ

セコム・ホームセキュリティ」は留守宅の防犯だけではありません。在宅中の侵入にもおすすめです。マンション専用タイプもラインナップしているので、マンションの一室に導入することもできます。

SNSシェア
関連するカテゴリーを見る
盗聴
空き巣