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光のマジックで夜の泥棒に対抗しよう

 つい最近まで暑さが残っていたと思っていたら、今週半ばでもう12月。街にはクリスマスのイルミネーションが輝き、建物やオブジェなどがライトアップされています。街行く人々は、夜がいつもに増して明るく感じているのではないでしょうか。
  夜、明るいところを泥棒は嫌うため、「明るくすると防犯になる」と言われます。泥棒にとって、明るく照らされている建物に侵入する行為は、もしそれをするとしても相当の勇気がいる行為となることでしょう。建物を明るく照らすことで、人々の視線がその建物に行きやすくなるからです。

 人には、明るいものに目が引き寄せられやすく、そちらに視線が行きやすいという本能があります。それゆえ、演劇などでよく行われる、スポットライトを当てる演出には、観客の注意を引く効果が期待できるのです。
 この「明るいものに目が行く」という人の本能をうまく使った防犯対策が、夜間の照明による防犯です。ご存じのように、世の中には「防犯灯」と呼ばれる照明器具が存在し、夜の街を照らすことで泥棒よけの役割を果たしています。

 警察では、夜の街における防犯のための照明の指針として、「人の行動を視認できる程度以上明るさ」を確保するというガイドラインを示しています。この「人の行動を視認できる程度以上の明るさ」とは、4メートル先の人の挙動、姿勢などが識別できる程度以上の明るさのことであり、数値で示すと、床面又は地面における平均的な明るさ(水平面照度)がおおむね3ルクス以上のことです。
 3ルクスと言うとピンとこない人が多いかも知れませんが、公園の照明はこの基準を満たすように設置されることが多いため、「夜の公園程度の明るさ」をイメージするとわかりやすいと思います。
 さて、皆さんの家の周りはどうでしょうか。夜の明るさは、公園の明かり程度を確保しているでしょうか? もし、それより暗い場合は、何らかの照明を用意して、明るさを維持することを考えてみてください。

 世の中では、ルクスという単位で表す物理的な明るさではなく、「人が感じる明るさ感」を重視した照明環境設計法が提案されたりもしています。また、何かあったときだけ点灯したり、点滅したりする照明は、つきっぱなしの照明よりも、人の眼を引くことが分かっています。そのため、世の中には、この人の目の特性を考慮した家庭用の防犯照明器具が出ています。

 最近、消費電力が小さく、エコに優しいLEDを使った照明器具が手軽になってきています。このような照明器具を用いることで、より安いコストで、効果的な夜の防犯照明ができるようになってきています。これらの照明器具などのツールをうまく使い、「明るさ環境」を積極的にコントロールすることによって、効果的に「夜間の防犯対策」ができることを覚えておいてください。

(参考)
・安心豆知識「泥棒が一番忌避するものとは」(2009/4/20)


セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利康文

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