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住宅火災原因の5番目はろうそく

 先日、東京・世田谷で起こった火災で4人の方が亡くなりましたが、火元はなんと仏壇だったようです。仏壇をお持ちの方も多いと思われますが、日常的にろうそくに火を灯すために、火の扱いがぞんざいになりがちです。

 東京消防庁の調べによると、2007年中に都内で発生した住宅火災で、ろうそくが原因のものは第5位となっています。件数は49件で、原因の第1位であるこんろ火災の610件から比べると少ないかもしれませんが、ろうそくの火という小さな火が、大切な家を消失させることもあるのです。以前お話を伺った消防士の方によると、仏壇などの灯明の火の他に、最近流行っているアロマテラピーのための火による火災も少なくないとのことです。

 わが家でも仏壇に火を灯しますが、線香に火をつけ終わったらろうそくの火はすぐに消すようにしています。また、最近では数分で消えるミニろうそくなども出回っていますので、そのようなろうそくを利用されるのも火災予防に少しは効果があるのかもしれません。また、今回のケースでは午前5時過ぎに起こった火災ということで、亡くなられた方はまだ就寝中だったようです。前出の東京消防庁によると、住宅火災での死者の多数が就寝中という結果があります。つまり、火災の発見の遅れが命を落とす最大の要因となっているのです。

 この発見の遅れを解消するために有効なものとして、住宅用火災警報器があります。アメリカでは、1970年代に住宅への火災警報器の設置義務化などが始まり、現在では9割以上の普及率になっています。これにより、死者数は1970年代の6000人程度から、最近では3000人を下回るという大きな効果を挙げています。日本ではこれにならって、2006年の消防法の改正により、住宅用火災警報器の設置義務化がスタートしました。

 自治体によって期限は異なりますが、最終的に2011年までに設置するように決められています。しかしながら、義務化期限を待つことなく、なるべく早めに各ご家庭で火災警報器を設置していただき、万が一の際に、火災に気がつくのが遅れたということにならないようにしていただきたいと思います。今回の世田谷のケースではこれを設置していなかったという記事も見受けられ、もしも設置していればと悔やまれてなりません。

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セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰

グラフ:住宅火災の出火原因の割合

住宅火災の出火原因の割合

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