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マレーシアのセキュリティ事情

多文化の混ざり合う国

マレーシアは東南アジアの中心に位置しており、マレー半島と、東マレーシアと呼ばれるボルネオ島の一部から成り立っています。他民族国家であり、マレー系(約69%)、中華系(約23%)、インド系(約7%)、その他で構成され各民族が混ざり合って生活しています。
マレー半島の北はタイと国境を接しアジア大陸に連なり、南はジョホールバル水道を挟んだ橋でシンガポールと繋がり、西は狭いマラッカ海峡をはさんでインドネシアのスマトラ島に臨んでいます。
また赤道に近く、年間の日中平均気温は27~33℃と非常に過ごしやすい常夏の国で、年間約260万人の観光客が海外から訪れています。

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マレーシアは世界一住みたい国

一般財団法人ロングステイ財団の調査では、マレーシアはハワイやオーストラリアといった地域を抑え、2006年から13年連続で日本人が住みたい国No.1に選ばれており、マレーシアに移住し快適なセカンドライフを送っている日本人の方々も多くいます。
その理由は、マレーシアの気候が一年中常夏で過ごしやすい、アジア地域の中でも衛生的、比較的治安が良い、物価が安い、英語でのコミュニケーションが可能、親日である などが挙げられています。

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ASEAN(東南アジア諸国連合)の中のマレーシア

近年ASEAN諸国は全体的に安定した成長を続けており、製造拠点や販売市場の両方で魅力が高くなっています。そのなかで、マレーシアも底堅く成長を続け、2018年には一人あたりのGDPは11,239USドルとシンガポール、ブルネイに次ぐ3位となりました。その一方で、労働人口の不足や人件費の上昇等により、安価に大量生産することから小ロット・多品種生産、高付加価値製品の生産にシフトしつつあります。また、イスラム教徒(ムスリム)にハラール(Halal)に関連する食品、化粧品、医薬品、介護用品、金融等を提供する企業も多くあり海外のイスラム市場では存在感を示しつつあります。

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マレーシアの治安/犯罪傾向

マレーシアはアジアの中でも比較的治安が良い国と言われています。 犯罪発生認知件数(知能犯、薬物犯罪等を除く)は2008年をピークに減少傾向にあり、2018年は約8.9万件と前年から約1万件(11%減)となっています。ただし、日本と比べ凶悪犯罪の発生率は殺人で約2倍、強盗で25倍、強姦で7倍と依然高い水準であり、特に日本人にとっては言語・習慣等が異なり犯罪に巻き込まれるリスクが高いので「自分の身は自分で守る」という覚悟を持ち常に周囲を警戒することが重要です。
日本人が巻き込まれる犯罪には置き引き、ひったくり、スリ(集団スリ)、強盗(特に刃物を使ったもの)、昏睡強盗(泥酔あるいは薬物を盛って貴重品を盗むもの)、タクシーをめぐるトラブル(白タク、運転手による強盗・強姦)、いかさま(カード・トランプゲーム)など数多くの種類があります。
また、この数年大きな被害がでるテロ事件は発生していませんが、事前情報に基づき治安当局が警戒レベルを上げ、観光地や繁華街等での警戒強化や大規模な取締りを実施したことが数回ありました。このため個人レベルでも「テロがいつ発生してもおかしくない」ことを常に認識し行動することが必要です。
さらに、東マレーシアではフィリピン側からの武装集団による誘拐事件等も発生しています。
マレーシアに安心して滞在できるよう、外務省の海外安全ホームページや現地企業、居住者等信頼できるところから情報を事前に入手し対策を講じましょう。また、外務省の“たびレジ”への登録を行い常に最新情報を入手し安全対策に役立てましょう。

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マレーシアでのセコムの取り組み

セコムマレーシアは1991年より、マレーシアに日本式のセキュリティシステムを根付かせマレーシア社会に貢献すべく、唯一の日系警備会社として全国規模で業務展開しています。
マレーシアにおける機械警備サービスで、異常信号を受けて警備員がお客さまに駆けつける「緊急対処サービス」を行う警備会社はわずかであり、その中でも全国規模でサービスを提供しているのはセコムマレーシアだけです。契約先へのセキュリティ機器の設置、機能維持のためのメンテナンス、コントロールセンターでの信号監視、異常を検知した場合の緊急対処員の急行、必要に応じ関係機関への通報などを全てセコムが行うトータルサービスを提供しており、日本と同様に高品質な安全と安心を提供し続けられるよう社員一同日々業務に邁進しています。
常駐警備サービスでは高度なセキュリティを必要とされるお客さまに最適な警備計画を提案し、徹底した教育・指導を受けた常駐警備員を配置し、お客さまの活動を見守っています。警備の品質を常に向上すべく、フォローアップ教育、本社社員による定期的な巡察、最新の犯罪情報の共有等と日系ならではのきめの細かい対応を行っています。

執筆日:2020年2月末

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マレーシアのセキュリティ事情についてご紹介しているページです。法人向けのセキュリティならセコム。徹底したセキュリティや防犯防火対策警備のサポートをご希望の企業さまは、ぜひセコムにお任せください。