|
 |
 |
A. |
血液中の水分が必要以上に血管の外にしみ出し、細胞と細胞のあいだにたまっている状態がむくみです。脚や顔によくみられ、症状としては、張りや重さ、だるさを感じ、痛みをともなうこともあります。
セルフチェックの方法としては、むこうずねに垂直に親指を3秒ほど押しつけ、へこんだ跡がなかなか消えないようであれば、むくみが起っていることになります。
|
|
 |
A. |
知っておいていただきたいのは、むくみには、病気が原因で起こるものと、それ以外の原因で起こるものとがあるということです。
病気以外の原因で起こるむくみは、時間がたてば解消することも多いので、それほど心配する必要はありません。
しかし、病気が原因で起こるむくみについては、病院で診察を受ける必要があります。病気が原因の場合の多くは、むくみとともに別の症状があらわれます。たとえば、呼吸するのが苦しいような場合には心不全などの心臓疾患、おなかが張るような場合には肝硬変などの肝臓疾患が疑われます。また、貧血が起こり、大腿や顔までむくむような場合はネフローゼ症候群などの腎臓疾患が疑われます。
ほかにも、女性に多い甲状腺機能低下症、子宮がんでも、むくみが出ることがあります。さらに、むくみの程度がふつうでない場合や、ひざより上にもむくみが見られる場合も要注意です。
また、蜂窩織炎のような感染が合併するむくみにも注意が必要です。
ただのむくみだと自己判断し、病気を見過ごしたり間違った処置をしたりして、命にかかわるような事態になることも考えられます。以上のような症状があるときには、速やかに医師の判断を仰ぐようにしてください。
|
|
|
 |
 |
A. |
むくみが女性に多いのは確かです。 理由のひとつは、女性ホルモンの影響や、たんばく質が少なくなりがちだということです。たんばく質には、水分を血管にとどめておく働きがあります。たんばく質が少なくなると、血管から水分がしみ出て、重力の影響によって脚にたまってしまうのです。
もうひとつの理由としては、男性に比べて筋肉量が少ないということがあります。脚の静脈の血液は、脚の筋肉のポンプ作用で心臓にもどります。女性は筋肉量が少ないため、静脈の血行が悪くなりがちで、むくみが起こりやすくなるのです。
|
|
|