医療情報サテライト

Vol.34 ソケイヘルニアとは?

監修/黒崎哲也先生


~下肢静脈瘤とは?~
おなかの臓器は腹膜という膜で覆われています。さらにその外側を筋肉が覆っています。
足の付け根には、筋肉が弱くなっていたり、隙間が出来ている場所があり、ここから腹膜と一緒におなかの中身(脂肪や腸など)が飛び出すと、“ヘルニア”という病気になります。バケツと水の入った風船をイメージしてください。
 先天的な要因・・・生まれつき筋肉の隙間から腹膜が飛び出している場合。
 年齢的な要因・・・年齢とともにおなかの筋肉が弱くなる場合。
 環境的な要因・・・職業や習慣でおなかに力を入れることが多い場合。
これらのいくつかの要因が重なっていることも多いようです。

  バケツの中に水の入った風船があります。風船の中の水が増えていき、圧が高くなると・・・   バケツの底に弱い部分があると、その部分が壊れて、風船が飛び出してきます。  


向かって右側の絵は正常です。向かって左側は、ヘルニアを起こしています。
この絵の場合、睾丸につながる管が筋肉を貫く穴が、ヘルニアを起こしている方は大きく広がってしまい、ここから腹膜が飛び出しています。


ソケイヘルニアとは?
ソケイヘルニアとはどのような病気なのでしょうか?
ソケイヘルニアの原因とは?
ソケイヘルニアの治療とは?
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