医療情報サテライト

Vol.13 大腸ガンとPET検査について 第2回(全2回)

監修/安田聖栄先生
検査に備えて・・・
~注意する点はありますか?~
ブドウ糖を体内で正しく循環させるために、検査前6時間は食事をひかえていただきます。また、薬剤の注射が終わってから検査までの間は、おしゃべりや読書も控えていただく必要があります。のどや目の筋肉を使うと、そこにブドウ糖が集まって黒く映ってしまい、万が一、ガンがあっても見落とす可能性があるためです。

PET(ペット)検査

~どのくらいの時間がかかるのですか?~
薬剤を注射して45分から60分ほど安静にしていただいたあとPET装置で撮影となります。撮影に要する時間は15分程度と短時間で行えます。
これに対し、内視鏡検査は、腸を空っぽにしなければならないため、下剤を使っても検査を行うまでに半日くらいかかってしまいます。しかし、内視鏡検査にもよい点はたくさんあるので、両方を組み合わせていただくのが理想だと思います。PET検査は毎年、さらに5年に1回くらい内視鏡検査を受けていただけば安心でしょう。


大腸ガンとPET検査について
PET検査の特徴は?
検査に備えて・・・
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