 |

成長期における何か物理的な原因が考えられますが、まだはっきりとはわかっていません。

検査については、レントゲンを撮れば、比較的簡単にわかります。
治療法ですが、軽度の気胸は、肺の穴が自然にふさがってしまうこともあるため、レントゲン写真を見ながら経過を観察します。
肺から漏れた空気が大量で、肺がつぶれてしまっている場合には、脱気といって胸腔に管を通し、空気を抜く治療を行います。空気が抜けると、その分、肺が膨らんできます。
しかし脱気により気胸が治っても1年以内の再発の可能性は約50%もあると言われているため、手術を受ける方が多く、中でも内視鏡手術と呼ばれる最新の治療法が注目されています。

気胸は突然起こる病気で、原因がはっきりしていないため、残念ながら予防する方法はありません。しかし、喫煙については、40歳代から70歳代くらいにかけて多く起こる肺気腫に関係が深いと言えます。
肺気腫とは、肺胞壁が壊れていく病気で、呼吸が困難になり非常に苦しい病気です。肺に弱い部分が出てくるので、結果的に気胸も起こりやすくなります。ですから喫煙は、極力控えるべきだと思います。
|
|