ほっとひと息 健康らんど
Vol.49 RSウイルス感染症
1.RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、RSウイルスによる呼吸器感染症です。1歳迄に半数以上、2歳迄に殆どの小児が感染すると言われています。免疫はできないため何度も感染し、感染する度に出現する症状は軽くなり、年長児や成人に感染した場合は、重症化することは殆どありません。乳児(1歳未満)が感染した場合は、重症化することがあり注意が必要です。
【感染経路】
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飛沫感染
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接触感染
【潜伏期間】
2~8日(主に4~6日)
【症状】
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約7割は通常の風邪症状が数日続き、軽症で済む
発熱・鼻水・乾いた咳 等
乳児の場合の発熱は38.0℃台が多く、高熱になることは少ない
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重症化した場合は細気管支炎・肺炎症状が出現する
風邪症状が2~3日続いた後
呼吸が浅くなり速くなる・夜間ゼイゼイする・咳が酷くなる・痰が出る・
機嫌が悪い・眠れない 等
※年長児や成人の感染の場合は、風邪症状のみの場合も多く、
RSウイルス感染症と気付かないこともある
重症化しやすいのは乳児だけですか。特に注意が必要な場合はありますか。
乳児でも、特に乳児期早期(6ケ月以内の乳児)や、何らかの基礎疾患のある小児は注意が必要です。
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