ほっとひと息 健康らんど

Vol.48 夏風邪

2.治療・注意事項
 ヘルパンギーナ・手足口病・咽頭結膜熱各々の治療薬はありますか。
 いずれも特異的な治療法はなく、対症療法になります。
  ●発熱・痛みに対する治療
  ●脱水に対する治療
  ●合併症に対する治療 等

※手足口病は、基本的には症状が軽く、経過観察となる場合も多い
 家庭内で、どのようなことに注意すれば良いでしょうか。
 高熱や口腔内の痛みにより、拒食や水分摂取不足で、脱水になる場合がありますので注意が必要です。また、感染予防にも注意する必要があります。
【日常生活で注意すること】
喉にやさしく、消化の良い食事を摂取する
  うどん・プリン・ゼリー・スープ 等
脱水症状に注意し、少量ずつ頻回に水分を摂取する
体温に応じ衣服を調節し、発汗時は身体を拭き更衣する
高熱時は体力を消耗するため、入浴は避け、身体を拭いて清潔を保つ
感染者との密接な接触を避け、手洗い・うがいを徹底する
タオルの共用は避ける
(咽頭結膜熱の場合)プールの前後にシャワーを浴び、目や身体を洗い流す
 登校・登園はいつから可能でしょうか。
 本人の症状や状態により判断することになりますが、医師の判断を受け、登校・登園することが望ましいでしょう。
 但し、咽頭結膜熱の場合は、第二種伝染病に位置づけられていますので、症状消失後、2日を経過する迄は出席停止となります。
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