ほっとひと息 健康らんど

Vol.45 かみ合わせ

2.治療・注意事項
 かみ合わせを改善するには、どのような治療をするのでしょうか。
 状態により治療方法は異なります。
【治療】
下顎のズレを治す
上下の歯の間に特殊な装置を挿入し、下顎を正しい位置に固定する
補綴
歯の喪失部位を人工物(クラウン・義歯など)で補う
インプラント
歯の喪失部位に人工歯根を埋め込む
歯列矯正
特殊な装置により、歯の位置を目的の位置へ移動させる
顎関節症の治療
虫歯・歯周病の治療
※単独治療のほか、組み合わせて治療を行う場合もある
 乳歯が虫歯になった場合は、自然に抜ける迄待っていても良いのでしょうか。
 乳歯の虫歯を放置しておくと、次に生える永久歯への交換がスムーズにできず、支障を来たす可能性があります。また硬いものを避けるようになり、顎の発達や歯並びにも影響し、かみ合わせが悪くなる場合もあります。顎が発達し、歯並びが完成する学童期迄は、特に大切な時期とされています。放置せず歯科に受診しましょう。
 子供で歯列矯正が必要な場合は、いつ頃から始めると良いでしょうか。
 永久歯に生え変わる時に、自然に治る場合もあると言われており、症状や生活状況によっても異なりますので、気になり始めたら、まず矯正歯科医に相談されると良いと思います。
【早目に小児歯列矯正をした方が良い場合】
指しゃぶりが続くことにより、かみ合わせに影響を来たした場合
上下の奥歯が、左右どちらかにズレている場合
乳歯時、下の前歯が上の前歯より6本以上前に出ている場合
 かみ合わせを良い状態に保つには、日常生活でも注意することがあります。
 良いかみ合わせが、全身の健康を維持することにも繋がりますので、以下にも注意するようにしましょう。
【注意事項】
両側で噛む習慣をつける
歯を喪失した後放置しない
無意識に歯をくいしばったり、噛み締めたりしない
頬杖を避け、正しい姿勢を保つ
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