ほっとひと息 健康らんど

Vol.33 肩の痛み

【Q】 肩こりは肩の使い過ぎ以外でも起きる?
『YES』
○正解

 肩の周りの筋肉が長時間緊張すると、血液の流れが悪くなります。その結果、筋肉がうっ血した状態となり、酸素不足が起こり、疲労物質が筋肉内に蓄積します。このままの状態が続くと、疲労物質が炎症を起こしたり神経を刺激し、肩こりの症状が現れます。
 肩こりは、肩以外の異常や病気の症状の一つとして現れる場合もあります。痛みが強い場合や持続する場合は、一度病院で診て貰いましょう。


【一般的な肩こりの治療】
 
◎理学療法
  牽引療法・・・ 器械などで頚椎を伸ばすことにより、神経への圧迫や筋肉の緊張を取り、血行を良くする。
  温熱療法・・・ 筋肉を温めることにより、血流を改善する。
  ※炎症がある場合は冷やす。
◎運動療法
  ストレッチなどで、硬くなっている筋肉をほぐしたり、筋力の強化を図る。
◎薬物療法
  炎症による痛みを抑える薬・筋肉の緊張を取る薬・筋肉の疲労を回復する薬など。
原因となる病気がある場合は、専門の医療機関で原因に対する治療を行う


【肩こりの予防対策】
 
◎正しい姿勢を意識する
  <正しい立ち方>
    背筋を伸ばし顎を引き、お腹に力を入れ、膝を伸ばす。
  <正しい座り方>
    背筋を伸ばし顎を引き、椅子に深く腰かける。
◎休憩を取る
  一定時間が経過したら休憩を取り、眼を酷使しない。
(一連続作業1時間以内)
◎運動をする
  痛みが出ない程度に肩をほぐしたり、ストレッチを行う。動かさない時でも肩が痛む場合や、肩に熱感がある場合は行わない。
◎無理なダイエットをしない
  バランス良く食事を摂る。
◎肩を冷やさない
  冬の薄着を避け、入浴などで身体を温める。
◎疲労・ストレスをためない
  充分に睡眠を取り、自分に合った気分転換法をみつけ、心身共にリラックスさせる。


 
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