ほっとひと息 健康らんど

Vol.28 子供の外傷(ケガ)②

切り傷
 切り傷の場合も処置方法は同じですか?
 処置方法や注意事項は基本的には同じです。
<こんな時は病院に行きましょう>
傷の範囲が広く、傷口が深く、出血多量の場合。
頭部や眼周囲の切創の場合。
圧迫止血しても5~10分以上出血が持続している場合。
発赤・腫脹・疼痛が強い場合。
破傷風ワクチンを未接種の場合。
 今まで、擦り傷や切り傷は、消毒して絆創膏を貼って傷が乾燥するのを待っている感じでした。
 傷口を乾燥させてしまうと、傷ついた細胞を修復させる細胞まで乾かしてしまい、傷の治りを妨げてしまいます。
 なるべく乾燥させないように、ガーゼのついていない絆創膏等を貼るのがお勧めです。
 何故ならガーゼは傷の水分を吸い取って乾燥状態にさせてしまうだけでなく、せっかく治癒しかけた細胞も剥がしてしまい、出血させる原因になったりするからです。
 傷を湿潤させていると、血塊等出来ずに傷がきれいに治癒するのです。
 昔と考え方が変わってきているのですね。
 そうですね。
最近では手術後の傷の処置方法等も昔とは大きく変わってきています。
 擦り傷や切り傷も同じです。
より、きれいに早く治る為に処置方法も変わりました。
 アウトドアだけでなく、普段の生活の中でも役に立つと思います。
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