ほっとひと息 健康らんど

Vol.17 乳幼児の食事の注意点

2.餅・ジュースなど
 子供は身体の機能が充分発達していないので大人と同じように食事を摂ってはいけない場合があるのですね。
 そうですね、消化機能だけではなく、咀嚼力・嚥下力なども充分発達していない事も考えなければいけません。
 その他にも年齢的に注意が必要な食品がありますので、参考にして下さい。

お餅
お餅は粘り気がある為、飲み込む力や吐き出す力の弱い乳幼児では喉に詰まらせる可能性がありますので、3歳過ぎたら食べさせる方が良いでしょう。
どうしても食べさせたい場合は小さく切り、保護者が付き添い、食べている時に話かけないようにして下さい。

香辛料
刺激が強いので避けましょう。
3~4歳過ぎてからの摂取が好ましいです。
発汗作用があるのでアトピーなどがある
子供では痒みが強くなる場合があります。

コンニャクゼリー
弾力性や大きさなどから喉に詰まりやすいといわれており、乳幼児の窒息事故の原因となる事も報告されています。
その為、摂取はなるべく避けた方が良いです。
小児に摂取させる場合でも、小さくし、保護者がついて食べさせる方が良いでしょう。凍らせた場合は弾力性も強くなる為にさらに注意が必要です。
最近ではソフトゼリーでも窒息事故の報告がされていますので注意しましょう。

100%果汁ジュース・大人用ジュース
100%果汁ジュースでも糖分や添加物が含まれている事がありますので、ベビー用の物を与える方が良いでしょう。
大人用ジュースは糖分が沢山含まれているので、下痢を起こしたり、腎臓に負担をかける事がありますので注意が必要です。

飲み物
出来ればベビー用のお茶を飲ませるのが良いでしょう。
子供に飲ませるお茶として適しているのは『茶色いお茶』(番茶・麦茶・ほうじ茶など一度干した物)です。
コーヒー・紅茶・緑茶はカフェインを含んでおり、乳幼児には適しません。
ウーロン茶は茶色いお茶ですがカフェインを含んでいるので適しません。
カフェイン入りは6歳過ぎから飲ませる方が望ましいでしょう。

 今回は乳幼児の食事についてでしたが、参考になりましたでしょうか?
 子供は大人が食べている物を欲しがったりしますが、注意が必要な食品がある事も理解して頂き、安易に与えないようにして下さい。
 子供を病気や事故から守る大切な手段でもありますので。

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