ほっとひと息 健康らんど

Vol.13 冬に多い子供の病気

3.インフルエンザについて
 インフルエンザが流行っていると聞きました。
インフルエンザの事はVol.1『インフルエンザ』を読んで勉強しましたが、分からない事があったので教えて下さい。
 風邪とインフルエンザは違うのでワクチンを接種したからといって、風邪にもかからないわけではないのですよね?
 そうです。インフルエンザはインフルエンザウィルスによって起きる病気ですから、インフルエンザワクチンを接種したからといって風邪にかからないわけではありません。
 風邪は一般的にはインフルエンザより、症状は軽く済むと言われています。

 インフルエンザにかかったような症状があったら、早めに受診し、抗ウィルス剤を服用した方が良いとありましたが、ウィルスの検査はかかった直後は陽性にならないので、時間をおいた方が良いと聞いたのですが、どうなのでしょうか?
 検査をしても発熱後、8時間以内は感度が低いので避けた方が良いと言われています。
 しかし、抗ウィルス剤はインフルエンザ様症状発症後、48時間以内に服用する方が効果があり、早ければ早い方が良いと言われています。
 ですから、インフルエンザ様症状が出て、周囲でインフルエンザが流行している時は、検査が陰性でも抗ウィルス剤の服用を勧められる場合があります。
 発熱後、8時間以内に受診を希望の場合は、念の為、病院に電話して確認すると良いと思います。
 インフルエンザは一度かかれば二度とかからないのですか?
 かかる事はあります。例えばインフルエンザA型にかかったとしましょう。A型に関しては免疫は出来たとしても今度はB型にかかる可能性があるからです。
 その上、例え同じA型でも数年経ち、免疫力が落ちていたり、抵抗力が弱っている場合はかかる事があります。
 ですから、一度かかったからといって、油断せずに流行時期にはインフルエンザ様の症状が出た場合は早期に受診するようにしましょう。
 インフルエンザは予防が大切です。出来れば、家族全員で同じ時期にワクチン接種を受ける事をお勧め致します。
 特に乳幼児や高齢者のいる家庭では家族全員が予防に対する意識を高めてインフルエンザにかからないようにしていきましょう。
>ほっとひと息 健康らんど トップに戻る