ほっとひと息 健康らんど

先日、ハナコと遊んでいたら急に腕を痛がり、病院に行ったら『肘内障』と診断されました。 　子供に良く起きるケガだと言われましたが、今後、注意する事があったら教えて下さい。

まずは『肘内障』の事について話しましょう。 　肘内障は子供の肘のケガの中でもっとも頻度の多い肘の脱臼です。 　 <原因> 急に手を引っ張られたり、肘を下にして転んだりした際に起きる。 　 <症状> 激しい痛み、腕を動かそうとしない、時には肩や手首に放散痛を起こす事がある。 骨折と違って腫れがない。 　 <治療> 整形外科や小児科にて整復する。 整復後、4～5日は保護が必要。

繰り返しやすいと聞きましたが、何度も起こすのでしょうか？ 　友人の子供は何回か繰り返しているのですが、友人は自分で整復していると言っていました。 　危険はないのでしょうか？

一度起こすと繰り返すと言われていますが、成長と共に起こさなくなります。 　何度も繰り返していると、中にはご両親が整復してしまう方もいますが、場合によっては骨折している場合もあります。 　時には肩関節の脱臼の場合もありますので、レントゲン検査で鑑別して貰ったり、医師に確認して貰う方が安全です。 　整復後は亜脱臼を予防する為に4～5日は安静にし、保護が必要になります。

～肘内障が疑われる場合の応急処置～ 　腕の下にタオルなどを当ててクッションを作り腕を身体に固定するようにする。

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