① | 治療が本人主体にかわってくる時期です。しかし、喘息に対する知識が充分でなかったり、認識が甘かったりで、病識が充分でない事が治療の妨げになる場合があります。 |
② | 通学などにより、受診回数が低下したり、不定期通院になってしまう事があります。服薬時間や回数がばらばらになる事が成人喘息へ移行したり、大発作を起こす原因になる場合があります。 |
③ | 今までの経験から、病状を過信したり、過小評価する事で、自分勝手な治療(大量服薬や服薬の中止)へとつながり、大発作を起こす原因になりかねない場合があります。 |
| また、呼吸機能が小児期に比べて発達した事によって、ギリギリまで我慢しても大丈夫だと思ってしまう子供もいます。 |
④ | 親の干渉を嫌う反面、苦しい時は頼りたい気持ちが相反し、先生にも親にも、発作の有無や薬の使用回数など偽る事があります。その為、適切な治療が行われず、大発作につながる事があります。 |
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※ | 成人喘息への移行を防ぐ為にも、大発作を起こさない為にも、自分自身の体の事を良く知って、向き合って行く事が大切だという事を、子供と保護者で話し合う事が必要な時期です。 |