ほっとひと息 健康らんど

Vol.6 子供の喘息

【Q 3】思春期ではストレスで喘息発作を起こしてしまう事がある?
『YES』

○正解
A:思春期(中学生位から)になると、心理的に不安定な時期になります。自分のストレスと向き合った時に喘息発作を起こす事があります。
  小児喘息の70~80%は思春期の頃には寛解期を迎えると言われています。しかし、20~30%の子供は成人喘息に移行してしまいます。
  成人喘息に持ち越してしまわないようにこの時期にしっかり治すようにしましょう。



《発作予防の為の日常生活の注意点》

部屋の構造と家具の置き方など
 ・家具や調度品はなるべく数を減らし、ホコリが溜まらないように壁から10cm位離すなどの工夫をし、家具の後ろや天板の掃除をしやすくしましょう。
 ・額縁・壁掛け・置物・観葉植物などはホコリが溜まりやすいので、なるべく置かないか、少なくしたり、配置を考えホコリが溜まらないようにしましょう。
 ・ぬいぐるみは置かない方が良いですが、子供の場合は欲しがりますので、洗濯の出来るものか、高密度繊維で出来た物を選びましょう。
 ・布製のソファーは使用しないようにし、革製か合成皮革の物を使用しましょう。
 ・蛍光灯などはホコリが溜まりにくい天井添え付け型が良いでしょう。
 ・カーテンを洗濯しやすい物に替えるか、ブラインドを使用しましょう。
 ・絨毯・カーペットは使用せず、フローリングが望ましいでしょう。


寝具
 ・布団は羽毛・羊毛よりも木綿や化繊、防ダニ加工された物が良いでしょう。
 ・枕は羽毛・パンヤ・そば殻・籾殻・アズキを避け、パイプ・ビーズ・スポンジなどの素材が良いでしょう。
 ・毛布はウールを避け、化繊もしくは綿毛布が良いでしょう。
 ・高密度繊維の防ダニシーツ・防ダニカバーの使用も良いでしょう。
 ・寝床は床から離れるベッドの方が良いですが、ベッドの場合はマットレスは防ダニ効果のあるものを選びましょう。


冷暖房器具
 ・ダニの繁殖しやすい湿度70~75%、室温25℃を避けるようにしましょう。
 ・パネルヒーターや床暖房は空気を撹拌しないので、ホコリが立ちにくく、最適です。
 ・ガスや石油の暖房器具は化学物質を発生しやすく、呼吸器に影響を与えるので、排気が戸外に排出されるタイプを使用するか、換気をこまめにしましょう。
 ・エアコンのフィルターの吹き出し口や内部はカビや雑菌が繁殖しやすくホコリも溜まりやすいので、こまめに掃除をする必要があります。


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