ほっとひと息 健康らんど

Vol.6 子供の喘息

【Q 2】 小児喘息は寛解期を迎える子供が多い?
『NO』

×不正解
正解は・・・
  小児喘息の90~95%は6歳位までに発症すると言われています。ですが、子供は常に成長しているので12~13歳頃までに約70%の子供が寛解期(長期間症状が落ち着いている状態)を迎えると言われています。
  しかし、発作が起きないからといって必ずしも治ったという事ではありませんので、自己判断で受診を中止せずに先生に確認しましょう。


【小発作】
  軽い喘鳴(ヒューヒュー・ゼーゼー)がある。
  少し息苦しいが、横になって眠る事は出来る。
  会話は普通に出来る。
  軽い陥没呼吸をする事がある。
  
  小発作時の対処方法
   ・換気する。
   ・水分を摂り、痰を柔らかくし、痰を出させる。
   ・腹式呼吸をする。
   ・楽な姿勢を取る。
   ・慌てずに落ち着く。
   ・発作時に内服や吸入の指示がある場合は使用する。
   ・改善しない場合は受診する。

【中発作】
  明らかな喘鳴がある。
  息苦しさがあり、横になって眠れない。
  会話は出来るが、苦しい感じがある。
  陥没呼吸を伴う。
  
  中発作時の対処方法
   ・<小発作時の対処方法>を行っても改善が見られない場合は発作止めを多用せずに、医療機関を受診する。


至急、病院受診が必要な発作(大発作)
喘鳴の強い呼吸をしていたのに、急に呼吸音や喘鳴が弱くなったり、聴こえなくなった時。
唇だけでなく爪の色が悪くなったり、全身にチアノーゼが現れた時。
急に暴れだすなどの興奮状態になった時。
急に意識が落ちたり、ウトウトし始めたり、呼びかけに対して反応しなくなった時。
尿や便を失禁してしまった時。
痙攣発作を認めた時。
 
上記のような症状が出た時は、生命に関わる時もありますので、すぐに受診して下さい!


 
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