ほっとひと息 健康らんど

Vol.6 子供の喘息

【Q 1】 乳児でも喘息になる事がある?
『NO』

×不正解
正解は・・・
  乳児の気道は細く・短く・狭い上に、気管支や気管支の壁が柔らかく、炎症が起こりやすいのです。
  その上、病気にかかった事が殆どない為にウィルスの感染が起こると、その後に喘息になる事があるのです。
  熱がなくてもゼロゼロしていたり、寝るとゼロゼロしているような時は喘息を疑って受診しましょう。
  
  【乳児喘息の症状】
    小発作・・・喘鳴(ゼロゼロ・ゼイゼイ)、咳き込み、軽い陥没呼吸(息を吸う時、胸がへこむような状態)、少し不機嫌など。
    中発作・・・喘鳴、咳、陥没呼吸、不機嫌、ミルクの飲む量が減るなど。
    大発作・・・肩で呼吸をする、鼻翼がピクピクする、チアノーゼが出る、暴れるなど。


喘息発症の原因は・・・
呼吸器感染症
 インフルエンザなどのウィルス感染により、気管支がダメージを受けると喘息を発症する原因になります。
環境因子
   吸入アレルゲン・・・ダニ・ペットなど
   食物アレルゲン・・・卵・牛乳・小麦・大豆など
   気道を刺激する物質・・・受動喫煙・暖房器具・環境汚染など

2歳以下の子供の場合、母親が喫煙者の場合は喘息発症リスクが高いです。


喘息が悪化する原因・・・
吸入アレルゲン
 ダニ・ネコやイヌなどのペット・カビ・花粉などは吸い込む事でアレルギー反応を起こし、悪化する原因になると言われています。
食物アレルゲン
 卵・牛乳・小麦・大豆などの食物が原因となる事があります。
 アレルゲンとなる食物を調べて医師の適切な指導の元に対処するようにしましょう。
呼吸器感染症
 風邪やインフルエンザ・肺炎などに罹患すると気管支はアレルゲンの刺激を受けやすい状態となり、発作を誘発しやすくなります。
受動喫煙
 タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち200種類以上は有害物質とされています。
 副流煙は主流煙よりも多くの有害物質が含まれています。
 (主流煙の5~100倍濃度)
 同居者で喫煙者がいる場合は子供にも害を及ぼします。
 特に母親の喫煙はその子供が呼吸器合併症にかかる率を高めます。
室内空気・・・屋外大気汚染
 室内・・・化学物質(ホルムアルデヒド)・暖房器具など。
 屋外・・・オゾンなど。


 
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