ほっとひと息 健康らんど

Vol.6 子供の喘息

【Q 1】 乳児でも喘息になる事がある?
『YES』

○正解
A:乳児の気道は細く・短く・狭い上に、気管支や気管支の壁が柔らかく、炎症が起こりやすいのです。
  その上、病気にかかった事が殆どない為にウィルスの感染が起こると、その後に喘息になる事があるのです。
  
  【学童との違い】
   肺が充分に発達していない為に痰が多くなります。しかし、咳が上手に出来ない年齢ですので痰を出す事が出来ません。
    その為に、症状が悪化してしまうのが早いのです。
   学童に比べて、気道が狭い事から、狭搾を起こしやすいと言われています。
   2歳以下の喘息の発症は、母親が喫煙者の場合、高くなると言われています。
   症状を訴える事が出来ないので、周りにいる大人が早目に気付くことが大切です。



《喘息予防の為の日常生活での注意点》

①掃除の仕方
 ・寝室は出来るだけ毎日、掃除機をかける。
 ・カーペットの部屋は1回/3日は最低でも掃除する。
 ・6畳間は3分以上を目安にして掃除機をゆっくりかける。
 ・掃除機の吸引力は210w/h以上で紙パック式が良い。
  (紙パックは一杯になる前に早目に交換する)
 ・掃除機をかける時は窓を開けて換気をし、かけ終わった後も暫らくは換気しておく。
 ・掃除機がかけにくい場所は拭き掃除をする。
 ・梅雨明けは必ず、大掃除する。(ダニ増殖を押さえられる)
 ・電気の笠やタンスの上なども掃除する。
 ・押入れの掃除は天気の良い日を選び、掃除機をかけた後は、必ず拭き掃除をし、乾燥させてから使用する。
 ・窓ガラスに結露が生じた場合はカビが生えないように拭き取る。


②寝具のお手入れ
 ・掛け布団・敷き布団とも、1回/週、片面あたり、40秒以上の時間をかけて掃除機をかける。晴れた日は天日干しした後に掃除機をかけると天日干しだけより、ダニ除去効果がある。
  (天日干しだけではダニが死ぬだけだが、死んだダニでもアレルギーは起こる為)
 ・ダニの死骸・糞は水に溶けるので、丸洗い出来る物は丸洗いする。
 ・カバーは最低でも1~2回/週、洗濯する。
 ・しまっておいた寝具を出して使い始める時は、出来れば丸洗いし、天日干しした後、掃除機をかける。
 ・寝具の湿気を抑える為、室内や押入れの換気を頻回に行い、除湿する。
 ・布団を乾燥させる。干すのが無理な場合は布団乾燥機を使用するのも良い。


 
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