ほっとひと息 健康らんど

Vol.5 小児の緊急時の対応

【Q 2】 頭を打った後、すぐに泣けば問題ない事が多い?
『NO』

×不正解
正解は・・・
 頭を打った後は意識があるかどうかがポイントになります。
 すぐに泣けば意識があると判断しても構わないでしょう。
 手足をつねっても泣かずに、ボーとしている場合は緊急性が高いと思って下さい。



《お家で様子をみる時の注意点》


外出は止めましょう。
 頭の中で出血していたり、血の塊が出来ていると後から症状が出てくる事がありますので、お家で静かに過ごしましょう。
  
 何か変わった事がある場合は受診して下さい。


頭を打った直後は入浴は止めて下さい。
 この時期は汗をかくので、どうしても入りたい場合は短時間でシャワー程度にしましょう。


たんこぶ(血腫)は冷やしましょう。
 いやがる時は無理に冷やさなくても良いです。2~3日で自然に吸収されます。
  
 どんどん大きくなる場合はすぐに受診して下さい。
 打撲だけではなく、頭痛を訴える場合も受診しましょう。


吐く事もあります。
 頭を打った後に吐く事はよくあります。元気で少し吐くくらいなら心配はいりません。
  
 元気がなく、ぐったりしていて吐いたり、吐いた後に元気がなくなったり、何度も吐く場合は病院に行きましょう。


意識があるかないかのチェックをしましょう。
 頭を打った後、泣いた疲れなどから眠ってしまう子供もいると思います。
 その時に『意識があるの?眠っているの?』と心配になると思います。
 意識のない時は、顔色も悪く、呼吸も不規則です。
  
 つねっても気づかない時は病院に行きましょう。
 初めは元気だったのに、徐々に症状が悪くなっていると思ったら受診して下さい。眩暈を訴えた時は緊急性が高い場合が多いです。
 物忘れが目立ったり、会話の内容がかみ合わないなどの症状があったら病院に行きましょう。


鼻血が出る事もあります。
 ※鼻血のケアについては『Vol.3 小児の応急処置 Q1.鼻血』をご参照下さい。


※頭を打った後は24~48時間位は注意し、様子をみるようにして下さい!

 
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