ほっとひと息 健康らんど

Vol.3 小児の応急処置

【Q 3】氷枕で熱は下がる?
『YES』

×不正解
A:氷枕で頭の後ろを冷やしても熱はそれほど下がりません。おでこを冷やしても同じです。 氷で熱を下げる有効的な方法は、脇の下や足の付け根、首の付け根などを同時に何箇所か冷やす方法です。 ただ、頭を冷やして気持ちが良いようならそのまま氷枕をしていても構いません。
  それ以外にも・・・
布団を沢山かけない。
   布団を沢山かけて、暖めて汗をかかせて熱を下げようとしないで下さい。汗をかくから熱が下がるのではなく、熱が下がる時に汗が出るのです。
   
厚着をさせない。
   寒がっていなければ特に厚着をさせる必要はありません。厚着をするとかえって熱がこもって汗を多量にかいてしまいます。
   
室温を調整する。
   大人の感覚ではなく、子供にあった室温にして下さい。その際は、直接体に風が当たらないように注意しましょう。
<体の冷やし方>
寒気のある時は冷やさない!
低体温にならないように注意しながら行う!
<正しい熱の測り方>
★体温を測る場所
 脇の下→ 測る前に汗を拭き取りましょう。体温計の先が脇の下の一番窪んだところに当たるようにしましょう。正しく当てないと実際より低い値に出る事があります。
 口の中→ 舌の裏側の一番奥の中央のスジに体温計の先を当てて舌で軽く閉じるようにして下さい。測定中は口を開けたり、話したりしないで静かにしていましょう。
脇の下で測るより、体温が高めに出るのが一般的です。
 耳の中→ プローブを鼓膜の方向に向けて奥まで入れます。出来るだけいつも一定の向きと深さで入れましょう。入れ方が浅いと正確に測れません。外耳炎や中耳炎がある時は測らないで下さい。
★体温計の種類
 水銀体温計→ 測定に10分程かかりますが、一番正確に測定できます。ただ、小さな子供の場合は破損に注意し、大人がついて測りましょう。
 電子体温計→ 実測式・・・ 測定している体温をそのまま表示しますので、測定に10分かかります。
        予測式・・・ 約3分で実測を予測し、体温が出ます。
 耳式体温計→ 数秒で測定できますので、乳幼児などの体温を測るのに適しています。
★体温が高くなる時間
 運動後、食事後、入浴後30分は体温が高くなっていますので、測定には適しません。
★応急処置の仕方については正解ページを御覧下さい!
 
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