ほっとひと息 健康らんど

Vol.1 インフルエンザ

【Q 3】 インフルエンザワクチンを接種すれば、
インフルエンザにかからない?
『NO』

○正解

★成人の場合は70~90%の発病阻止率があると言われていますが、小児の場合はそれより低くなります。
 しかし、ワクチンの接種によって合併症を予防し、健康被害を低く抑える事が出来ます。「流行の型が合わないとワクチンを接種しても効かないのでしょう?」とよく聞かれますが、近年は予測技術も高まって、実際の流行とほぼ一致しています。また、かかっても重症化しにくいのです。特に高齢の方は慢性疾患を持っている場合が多いので、重症化を防ぐ為に接種を受ける事をお勧めします。
★インフルエンザワクチンについて
◎費用は?・・・インフルエンザの予防接種は任意のため、接種費用は自己負担になります。1回の接種費用の目安は3000~5000円程度です。地域や年齢によっては、自治体が費用の一部などを負担してくれるところもあります。

◎接種した方がいい人は?・・・65歳以上の高齢者、慢性疾患を持つ方、気管支喘息を持つ小児などは重症化を防ぐ為に勧められています。

◎接種に注意が必要な人は?・・・卵アレルギーのある人、発熱している人、急性疾患のある人、妊婦または妊娠の可能性のある人は医師に確認する事が重要です。

◎いつ頃接種したらいいの?・・・効果が現れるまでにおおよそ、2週間程度かかり、約5ヶ月間効果が持続するといわれています。流行は12月下旬から3月中旬までですので、12月上旬までの接種が望ましいでしょう。

◎2回受けるのはどんな人?・・・13歳未満の方とされています。13歳以上では1回の接種でも効果があると言われているからです。

◎2回接種の場合は?・・・1回目から1~4週間あけて接種します。最も免疫の効果が高いのが4週間あけた場合です。事情などで4週間以上あいても効果はありますので、1回目からやり直す必要はありません。

◎副反応は?・・・ワクチン接種場所の発赤、腫れ、痛みなどです。全身性の反応では発熱、頭痛、だるさなどです。接種場所の反応、全身性の反応ともに2~3日で消えます。アレルギー反応としては、蕁麻疹、発疹、かゆみなどで数日続く場合があります。
お疲れ様です。以上でクイズは終了です。
続いて、「インフルエンザにかかったときの対処」
「インフルエンザにかからないようにする予防」
についても、ご確認ください。

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