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報道資料 | 2020年3月18日 セコム株式会社 |
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:尾関一郎)は、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催する「第6回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」において、「企業・産業部門」で「最優秀賞」「優秀賞」「優良賞」を受賞しました。
「ジャパン・レジリエンス・アワード」とは、次世代に向けた“強靭化(レジリエンス)社会”を構築するために全国各地で展開されているさまざまな“強靭化”に関する先進的な活動を評価し、表彰する制度です。
全国から"強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発など"を実施している自治体・企業・教育機関・団体からのエントリーを「企業・産業部門」「地方自治体部門」「教育機関部門」「NPO・市民活動部門」の4部門で募り、グランプリ、金賞、最優秀賞、優秀賞、優良賞などが選ばれます。
セコムは2015年、2017年、2019年に「優秀賞」、2016年、2018年に「最優秀レジリエンス賞」を獲得しており、本年は災害対策に寄与するセコムならではのサービス・商品が高く評価され、次の賞を受賞しました。
「最優秀賞」 | : | 「総合的なBCP運用ツール『セコム災害ポータルサービス』」 |
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「優秀賞」 | : | 「小規模飲食店等用自動消火装置『トマホークジェット エス』」 |
「優良賞」 | : | 「店舗やオフィスのガラスに貼るだけ『SECOMあんしんフィルム』」 「ワンランク上の防犯合わせガラス『SECOMあんしんガラス』」 「内窓をプラスして、暮らしを守る。『SECOMあんしんうち窓』」 |
今後もセコムグループの技術力・ノウハウを活かして、平時から有事まで切れ目なく「安全・安心」を提供するサービス・商品を生み出し、「国土強靭化」に貢献していきます。
事業継続・早期復旧のための情報共有を目的としたBCP運用ツールで、お客様の災害対策本部に必要な機能を、いつでもどこでも使用できるクラウドで提供するサービスです。
社員間の情報交換を容易にする「ビデオ会議」「メッセージ会議」機能による現場からの報告や、定点カメラの映像、セコムが独自で入手し提供する災害情報などを集約し、災害対策本部が迅速な状況把握、判断、指示を円滑に行えるよう支援します。
また、国内トップクラスの実績を持つ「大規模災害発生時の初動を支援する危機管理サービス『セコム安否確認サービス』」をはじめ、これまでセコムが展開してきた危機発生時に「安全・安心」を提供するさまざまなサービスとも連携しており、ハイレベルな災害対応の実現が可能です。
(参考) | 「セコム災害ポータルサービス」商品ページ: https://www.secomtrust.net/service/saigai_p/ |
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2016年12月に新潟県糸魚川市の飲食店で発生した糸魚川大火をきっかけに開発した、小規模飲食店向けの小型の自動消火装置です。厨房のフードに設置した感知ノズルが危険温度を感知すると、消火薬剤を自動的に放射し消火します。
シンプルな機器構成で電源工事も不要なため、省スペースで低価格かつ最小限の工事で設置が可能であり、小規模の調理施設を持つ飲食店に導入しやすくしました。
また、消火薬剤の放射信号をセコムのオンライン・セキュリティシステムやお客様の建物のガス遮断装置などに出力する機能を搭載し、関連設備と連動して被害の拡大を防ぐことができます。
(参考) | 「トマホークジェット エス」商品ページ: https://www.secom.co.jp/business/saigai/bouka/jet_s.html |
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ガラスに貼るだけで防犯強化ができる「SECOMあんしんフィルム」、簡単に貫通されない強固な防犯ガラス「SECOMあんしんガラス」、既存の窓の内側に設置することで住まいの防犯と快適性を向上する「SECOMあんしんうち窓」。これらは、防犯を主な目的として利用される商品ですが、地震や台風などの災害が頻発するなか、ガラスの飛散防止と強靭な材質による飛来物防御の有効性により災害対策として再評価され、ニーズが高まっています。
(参考) | 「SECOMあんしんフィルム」商品ページ: https://www.secom.co.jp/business/security/goods/film.html |
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(参考) | 「SECOMあんしんガラス」商品ページ: https://www.secom.co.jp/homesecurity/goods/glass.html |
(参考) | 「SECOMあんしんうち窓」商品ページ: https://www.secom.co.jp/homesecurity/goods/uchimado.html |
2015年「優秀賞」
テーマ「セコムグループの危機管理支援トータルサービス」
セコムグループのサービスとして、能美防災梶Aニッタン鰍ノよる防災事業、情報通信事業を担うセコムトラストシステムズ鰍ノよる「セコム安否確認サービス」や「リアルタイム災害情報サービス」、東日本大震災の経験から生まれた「セコム・ホームセキュリティ G-カスタム」の「データお預かり機能」などが高く評価されました。
さらに、国土の強靭化に欠かすことができない空間情報を提供する潟pスコの地理情報サービス事業や、セコムグループでメディカル事業を担う潟Aライブメディケアが運営する、災害時の支援について自治体と事前協定を結んだ介護付き有料老人ホーム「アライブ世田谷代田」の取り組みなど、社会の「安全・安心」のためにさまざまなサービスを展開していることから、その総合力が評価され受賞に至りました。
2016年「最優秀レジリエンス賞」
テーマ「災害情報サービスの拡充」
災害発生時に、公的機関による災害情報やセコム独自に収集した情報を解析し災害情報を提供する「リアルタイム災害情報サービス」に、ツイッターに流れる膨大な災害情報を解析し配信するサービスを加えたこと。さらに、潟pスコが気象データを解析して災害発生リスクをお知らせする「DR-Info」のサービスも始めたことで、災害リスクの把握から初動支援に必要な情報を幅広く提供し、より迅速な復旧支援を実現することができるようになった点が高く評価され、受賞に至りました。
2017年「優秀賞」
テーマ「大規模災害時における医療サービスの早期提供へ向けた取り組み」
提携医療機関のBCP(事業継続計画)を策定して防災体制を強化し、災害時に早期に活動を再開できる体制の構築、医師や看護師等で組成される「セコム災害派遣医療チーム(SDMAT:Secom Disaster Medical Assistance Team)」による大規模災害発生地への医療サービス支援などの実績が高い評価を受けました。
2018年「最優秀レジリエンス賞」
テーマ「行政やボランティア団体とも連携したセコムグループの災害支援活動」
行政やボランティア団体とも連携し、被災地の実情に則した被災地支援を行う「セコム災害支援プロジェクト」を発足。社員の消防団活動参加の支援、被災地の仮設カメラ等の映像を集約して避難所や災害対策本部とも共有できる車両型の移動式モニタリング拠点「オンサイトセンター」の開発などを推進。平時からレジリエンス向上に取り組んできたことに加え、熊本地震被災地や九州北部豪雨被災地ではAEDの提供と講習実施など、長期に渡る避難生活支援の活動が高い評価を受けました。
2019年「優秀賞」
テーマ「あんしん防災シェルター」
建屋倒壊に耐える・水に浮く・定員2名の災害から身を守るための防災シェルターです。これまでの被災地支援を通じて見えてきた、「現実として避難したくても避難できない方がいる」という課題の解決に向け、災害専門家や被災地支援者のフィードバックを受けながら、商品開発を行いました。
今後発生が予想される南海トラフ巨大地震などの地震やそれに伴う津波、また近年頻発する土砂災害・洪水といった水害などから身を守るための手段として評価を受け受賞に至りました。
セコム株式会社 コーポレート広報部 井踏、橋本
TEL:03−5775−8210
E-mail:press@secom.co.jp