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オープンイノベーションニュース | 2024年5月10日 セコム株式会社 |
セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:吉田保幸)は、グループ会社でセキュリティ事業を担う株式会社セノン(本社:東京都新宿区、社長:稲葉誠)に2024年5月10日(金)から2025年3月31日(月)までの期間、「cocobo」と「バーチャル警備システム」を提供。セノンと密に連携しながら、東京・有明の東京ビッグサイトにて、最新技術を活用した新たな警備体制の構築を目的とした実証実験を行います。
不特定多数の人が集まる公共空間における警備需要がますます増加する傾向にあるなか、労働人口の減少に伴う業務自体の効率化、より高度なセキュリティが求められています。こうした高まるセキュリティニーズに応えるため、セコムでは、AI・5Gなどを活用して巡回警備業務を行うセキュリティロボット「cocobo」とAIを活用し警戒監視や受付業務などを行う「バーチャル警備システム」を開発、お客様や他セキュリティ会社に提供しています。
今回の実証実験は、セキュリティ業界におけるデジタルトランスフォーメーション(警備DX)を推進する一環として行われ、警備業務の効率化と質の向上を目指します。
今回の実証実験において、「cocobo」は東京ビッグサイト内のさまざまな場所を自律走行で巡回警備、「バーチャル警備システム」は会議棟2階エントランスで警戒監視等を行います。また、それぞれのシステム運用および両者を一体とした警備オペレーションをセノンが実施します。
これからもセコムは、社会のさまざまなニーズにお応えできるよう、最先端技術を活用した新しいセキュリティの創出を目指すと共に、社会の生産性向上に寄与するサービスを提供していきます。
日程: | 2024年5月10日(金)から2025年3月31日(月)のうち6カ月間 |
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場所: | 東京ビッグサイト 西展示棟・南展示棟・東展示棟・会議棟 |
・内容
「cocobo」:館内のさまざまな場所を自律走行で巡回
「バーチャル警備システム」:会議棟2階エントランスで警戒監視、案内業務を実施
警備室から「cocobo」と「バーチャル警備システム」の同時オペレーションを行います
AI・5Gなどの最先端技術を活用して巡回警備、点検業務など、さまざまな警備業務を提供するセキュリティロボットです。異常を検知した際は、防災センター等に設置された監視卓へ異常信号を送信、常駐警備員と連携して対応します。また、「バーチャル警備システム」や建物内の監視カメラ映像、エレベーター等の設備情報など、クラウド上のさまざまな情報を共有・連携し、より高度な警備業務を提供することができます。
<デザインコンセプト>
革新的・独創的なサービス創造に向けたセコムとパートナーとの戦略的な協働プロジェクト「SECOM DESIGN FACTORY」のもと、znug design(ツナグ・デザイン)の根津孝太氏ならびに株式会社ロフトワークとの協働で、“公共空間との調和”“威厳と親しみやすさ”をコンセプトに中性的で凛とした、洗練されたデザインを実現しました。
セコムが提供する「バーチャル警備システム」は、現実空間を映しこむディスプレイ一体型ミラー上に3Dモデルとして表示したバーチャルキャラクター「バーチャル警備員」が常駐警備サービスを提供するセキュリティシステムです。AIを活用した警戒監視や受付業務などを「バーチャル警備員」が提供、対処や緊急対応などの業務は熟練した常駐警備員が提供します。また、クラウド制御により、どこからでもモニタリングや設定操作が可能です。DeNAは、「バーチャル警備システム」において、クラウドシステムの共同開発、AIを活用した音声合成エンジン・キャラクターを提供しています。この取り組みは、革新的・独創的なサービス創造に向けたセコムの協働プロジェクトのブランド「SECOM DESIGN FACTORY」から誕生しました。
セコムは、セキュリティサービスの発展を通じてより一層社会に貢献するために、責任をもってAI活用に取り組む際の指針として2022年10月に「セコムAI倫理憲章」を制定しました。「セコムAI倫理憲章」を踏まえたAI活用により、お客様、社員を含むステークホルダーのより幸せな生活に寄与し、社会とともに持続的に成長を続けることを目指しています。
<参考>
セコム株式会社 コーポレート広報部 中川
TEL:03-5775-8210
E-mail:press@secom.co.jp
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