健康・医療用語辞典 ~V~
V.C(ビタミンC)
組織細胞や血管、骨、歯の成長や修復に必要なコラーゲンの生成に関わり、抗酸化作用により細胞の酸化を抑制します。柑橘類、緑色葉野菜、ジャガイモなどに多く含まれます。
ビタミンB群と同様に水溶性のビタミンで、ほとんどの動物が体内で作ることができるのに対し、人間、サル、モルモットは作り出せないため、食品から摂取して補わなければなりません。ビタミンCは組織細胞や血管、骨、歯の成長と修復のために必要なコラーゲンの生成と保持、脂質代謝にも関与し、抗酸化作用を持っています。さらに多くのウィルスや細菌感染を予防し免疫力を高め、血栓を減らす、風邪の予防と治療を助け、鉄の吸収を高めるなどの働きがあります。柑橘類やベリー類、緑色葉野菜、トマト、カリフラワー、ジャガイモ、ピーマンなどに多く含まれ、所要量は15〜17歳の男女で90mg、成人男女で100mgとされています。また、ビタミンCはバイオフラボノイド類(オレンジやレモンの皮などにある柑橘類の香りを持った化合物)とカルシウム、マグネシウムといっしょのときに最もその働きが高まります。