健康・医療用語辞典 ~V~
V.B2(ビタミンB2 )
たんぱく質、脂質、糖質の代謝に関わり、皮膚のためのビタミンと呼ばれることもあります。牛乳、レバー、緑黄色野菜などに多く含まれます。
別名リボフラビンとも呼ばれる水溶性ビタミンで、ほかのB群のビタミンと同様に体内に蓄えておくことができないので毎日補充しなければなりません。発育のビタミンともいわれ、成長や生殖を助け、皮膚や爪、髪を健康に保ち、口の中や唇、舌の炎症を和らげ、目の疲労を軽減し、炭水化物や脂肪、たんぱく質の代謝に深く関わっています。所要量は15〜17歳の男性で1.3mg.女性が1.1mg、成人男性が1.2mg、女性が1.0mgです。牛乳やレバー、腎臓、チーズ、緑黄色野菜、魚やタマゴに多く含まれていますが、紫外線やアルカリによってビタミンB2は壊されてしまうほか、水(中に溶け出してしまう)やアルコールにも弱い性質を持っています。欠乏すると口腔、唇、皮膚、生殖器の炎症などが現れますが、ビタミンB1同様、通常の食生活では過剰摂取の問題はありません。