健康・医療用語辞典 ~S~

Screening(スクリーニング)

医療保健分野でのスクリーニングとは、ある集団の中から特定の疾患や性質をもつ団体を選別する「ふるいわけ」です。たとえば、人間ドックや健診でおこなう心電図検査は、異常の可能性がある人をピックアップするためのスクリーニングといえます。地域や職場・学校などの大きな集団を対象にする場合は、マス・スクリーニング(mass screening)ともいい、新生児や乳児の代謝障害(フェニールケトン尿症、メープルシロップ尿症)、小児がん(神経芽細胞腫)発見のふるいわけが実施されています。また、結核に対してもツベルクリン反応と胸部X線撮影は、早期発見のスクリーニングといえます。

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