健康・医療用語辞典 ~わ行~

ワクチン

感染症(伝染病)の予防や治療に用いられる生物製剤の総称です。ワクチンを接種することで、生体が本来持っている免疫システムを働かせて感染症に対する免疫力を作っておきます。
ワクチンには不活化ワクチン(微生物や微生物が産生する特定のたんぱく質を精製・殺菌・無毒化したもの)と弱毒生ワクチン(生きたウイルス・細菌の毒素を弱めたもの)があります。
不活化ワクチンには百日咳、コレラ、インフルエンザ、日本脳炎、ジフテリア、破傷風があり、弱毒生ワクチンにはポリオ、麻疹、風疹、BCGなどがあります。
接種期間は、不活化ワクチン同志は約2週間、弱毒生ワクチン同志は約1ヵ月、不活化ワクチン後に弱毒生ワクチンをおこなう場合は約2週間、弱毒生ワクチン後に不活化ワクチンをおこなう場合は約1ヵ月の間隔をあける必要があります。

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